日コンクリが波乱相場に逆行し新高値、第２四半期業績予想の増額評価で通期上方修正も視野

　日本コンクリート工業<5269.T>が全般波乱相場の間隙を縫って３日続伸、今月１日につけた年初来高値４８３円を払拭して新値街道に躍り出た。東京五輪関連のインフラ投資需要を背景にコンクリートパイルが好調で収益を押し上げている。

　９日取引終了後に１８年３月期の第２四半期連結業績予想の修正を発表、売上高を１９０億円から２１８億９２００万円（前年同期比３５．２％増）へ、営業利益を８億円から１０億９７００万円（同２．５倍）へ、最終利益を７億円から８億１５００万円（同２．４倍）へそれぞれ増額した。通期業績予想は据え置いているが、下期に増産効果が発現することを考慮すると、会社側計画の営業利益１６億円（前期比８％増）は大きく上振れる可能性が高いとみられる。これを見込んだ買いが流入している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）