ＯＡＴアグリオがＳ安ウリ気配、１２月期業績の減額修正を嫌気 今年６月に新規上場

　ＯＡＴアグリオ<4979.T>がストップ安ウリ気配。３日の取引終了後、１４年１２月期連結業績予想の減額修正を発表したことが嫌気されている。売上高は１２０億７００万円から１１２億３８００万円（前期比３．５％減）に見直したほか、営業利益は１２億４７００万円から６億６０００万円（同６．９％減）、純利益は７億５６００万円から３億３４００万円（同２８．３％減）に減額した。
　農薬登録制度における短期暴露評価制度の導入により、一部農薬製品の登録内容の維持が困難となった。具体的には農薬製品「オンコル粒剤５」と「オンダイアエース粒剤」などの登録の一部変更を申請する予定。登録変更により一部作物への使用ができなくなることが予想され、出荷量が減少する可能性がある。また、欧州での共同研究開発薬剤の登録スケジュールが遅延していることも業績悪化要因となる。
　同社は今年６月２５日に東証２部へ公開価格（４２００円）で新規上場しており、上場から３カ月強での業績下方修正に嫌気売りが膨らんでいる。

ＯＡＴアグの株価は１１時３０分現在２４７０円（▼５００円）ウリ気配



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）