ＤＩＣが８日ぶり反発、１～６月営業益１割増との観測報道で買い安心感働く

　ＤＩＣ<4631.T>は今月に入り下値模索の展開にあったものの、この日は８日ぶりに反発している。きょう付の日本経済新聞で、「１～６月期連結決算は、営業利益が２２０億円程度と前年同期より１割程度増えたようだ」と報じられたことを好材料視した買いが入っている。記事によると、大型液晶テレビ向けのカラーフィルター用の高機能顔料が好調だったという。会社予想の同２３０億円（前年同期比１６．１％増）には届かなかったものの、ユーロ安による欧州事業の手取り減の影響から減益懸念もあっただけに、増益確保との観測で買い安心感が働いているようだ。

ＤＩＣの株価は１０時３５分現在３０２円（△１０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）