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<動意株・10日>(大引け)=トムソン、ヨコオ、日比谷設など

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/02/10 15:33
 日本トムソン<6480.T>=大幅高で再び4ケタ大台に切り返す。一時10.6%高の1090円まで駆け上がり昨年来高値を更新した。長期波動でも2018年5月につけた1053円をクリアし、時価は2007年8月以来約18年半ぶりの高値圏に浮上した。直動案内機器を製造・販売し、特に半導体製造装置向けで高い商品競争力を発揮している。また、工作機械やロボットアームの回転部分に組み込まれるニードルベアリングでも需要を獲得し収益に反映、株式市場の世界的なテーマとなっている「フィジカルAI」関連の一角としても頭角を現している。足もとの業績は成長路線をまい進。半導体製造装置向け直動案内機器、ロボット向けベアリングともに好調で、9日に発表した26年3月期第3四半期(25年4~12月)決算は、営業利益が前年同期比3.4倍の23億6100万円と急拡大した。これが評価され波状的な買いを呼び込んでいる。株価は昨年4月を大底に約10カ月にわたり一貫して下値を切り上げているが、PBRは依然として1倍を下回った状態で割高感が意識されにくく、今後一段の増配が期待できることもあって、追随買いを誘導している。

 ヨコオ<6800.T>=後場ストップ高。2021年2月以来、約5年ぶりの高値水準となる。きょう正午ごろ、26年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。売上高予想を前回予想の875億円から890億円(前期比7.4%増)、営業利益予想を40億円から45億円(同6.5%増)に引き上げた。営業利益は減益予想から一転増益を見込んだ。期末配当予想は2円増額の27円とする。年間配当予想は52円(前期は48円)になる。売上高については4~12月期の実績と直近の受注見通しを反映した。利益面では電気機器用コネクター部門で金をはじめ原材料価格の上昇によるコストアップが継続するものの、回路検査用コネクター部門における生成AI関連の検査需要の拡大による受注増が利益を押し上げる。為替差益の縮小が見込まれるなか、営業増益などを踏まえ、最終利益予想は据え置いた。4~12月期は売上高が660億5700万円(前年同期比6.8%増)、営業利益が32億6500万円(同5.3%増)、最終利益は23億6100万円(同7.6%減)だった。

 日比谷総合設備<1982.T>=後場上げ幅急拡大。連日の上場来高値更新となり、6000円台に乗せた。この日、26年3月期の業績・配当予想の上方修正と1対2の株式分割の実施を発表しており、株価の刺激材料となった。今期の売上高予想は従来の見通しから8億円増額して943億円(前期比5.0%増)、最終利益予想は13億円増額して73億円(同23.6%増)に引き上げた。手持ち工事が順調に進捗し、利益率も改善する。受注高に関しては大型案件の受注が進み、当初の予想を65億円上回る1020億円になる見通し。期末配当予想は30円増額して80円に見直した。年間配当予想は130円(前期は94円)となる。株式分割は4月1日を効力発生日とする。4~12月期の売上高は643億3600万円(前年同期比13.3%増)、最終利益は51億4400万円(同65.6%増)となった。

 古河機械金属<5715.T>=異色人気に沸きストップ高。ここジリ高歩調にあったが満を持して大きく上放れてきた。土木・鉱山用クレーンや削岩機などを手掛けるがその高い技術力を駆使して、早くからレアアース回収機材の開発に力を注ぐなど国策テーマに乗る銘柄としてマーケットでも注目度が高い。足もとの業績も好調で、9日取引終了後に26年3月期業績予想の上方修正を開示、経常利益は従来予想の94億円から109億円(前期比12%増)に増額した。減益予想から一転して2ケタ増益予想に変わった。銅市況の上昇などが追い風となっているほか、売上高の半分近くを占める金属部門の収益が想定を上回る。為替差益の発生も利益押し上げに寄与している。更に好業績を背景に年間配当を従来計画比10円上乗せし80円(前期実績は70円)に増額することを発表。併せて自己株式消却も開示した。発行済み株式数10.7%相当の390万株を今月27日付で消却するとしており、株式価値向上や需給改善に対する思惑も株価上昇を強く支援している。

 リクルートホールディングス<6098.T>=底値圏から切り返す。大幅な水準訂正余地を見込んだ投資マネーが流れ込んできた。株価を急浮上させる材料となったのが、想定以上に足もとの収益が好調を極めていることで、9日取引終了後に26年3月期の業績予想を増額、最終利益を従来予想の4483億円から4809億円(前期比18%増)に修正した。修正以前から3期連続の過去最高更新見通しにあったが、それを更に大幅に上積みする形となっている。同社が運営する米求人サイト「インディード」を筆頭としたHRテクノロジー事業が会社側想定を上回る。また、外国為替市場でドル高・円安方向に振れたことも利益採算の向上に寄与した。

 ブロードエンタープライズ<4415.T>=物色人気にストップ高。賃貸マンション・戸建て向けにインターネットサービスを展開する。定額課金型の料金体系で強固な収益基盤を持ち、IoTリノベーションに注力し需要を捉えている。そうしたなか、9日取引終了後に開示した26年12月期の業績予想では営業利益が前期比74%増の17億円と急拡大を見込んでいる。同社の売上高及び利益はここ数年来急成長が続いており、25年12月期の営業利益は前の期比32%増の伸びを示していたが、今期は伸長率が加速する見通しとなった。また、好業績を背景に株主還元にも取り組み、今期は21円16銭で初配当を行う計画にあり、これも株価の押し上げに貢献している。

 五洋建設<1893.T>=上値追い加速。1995年以来約31年ぶりの2000円(修正後株価)大台復帰を果たした。海洋土木に強みを持つ建設大手で国内だけでなく海外案件でも実績が高い。業績は豊富な受注残を背景に防衛関連案件などが好調に売り上げに反映され、工事採算も改善していることから利益の上振れ効果も発現している。9日取引終了後、26年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の395億円から505億円(前期比2.3倍)に大幅増額した。また、併せて今期年間配当を従来計画に10円上乗せし44円(前期実績は24円)とすることも発表しており、大幅な収益上振れと配当増額を好感する買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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