ニチバンは後場急上昇、２０年３月期業績予想を下方修正も悪材料出尽くし感

　ニチバン<4218.T>が後場急上昇し一時、前日比１３８円（８．６％）高の１７４６円に上昇する場面があった。午後２時ごろ２０年３月期の連結業績予想について、売上高を４９０億円から４６５億円（前期比１．９％減）へ、営業利益を４５億円から３８億円（同３．１％増）へ、純利益を３２億円から２６億円（同１８．６％減）へ下方修正したが、悪材料出尽くしとの見方が広がっているようだ。

　下方修正は、上期において日韓情勢の悪化でメディカル事業のインバウンド需要が鈍化していることや、米中貿易摩擦などによる企業心理の冷え込みでテープ事業の需要低迷が続いていることなどが要因としている。

出所：MINKABU PRESS