ダイセルが上げ幅拡大、１１年３月期は酢酸セルロースなど需要増加を見込み、増収増益に

　ダイセル化学工業が上げ幅を拡大し、一時３８円高の６０８円まで買われている。１２日午後１時２０分に１１年３月期連結業績予想と１０年３月期決算を発表。

　１１年３月期は、売上高３５００億円（前期比９．３％増）、営業利益３１０億円（同４８．６％増）、純利益１６５億円（同４９．１％増）を予想。液晶表示向けフィルム用酢酸セルロースの需要増加や、設備増設に伴うたばこフィルター用トウの販売数量増加などを見込み、継続的なコストダウンも進める方針。

　１０年３月期決算は、売上高３２０２億４３００万円（前期比１５．３％減）、営業利益２０８億５６００万円（同９７％増）、純利益１１０億６９００万円（同８．５倍）だった。

　午後１時４０分時点の株価は３５円高の６０５円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社