【買い】テクマトリックス（3762）：成長期待は無限大！決算大化け候補の仕込みを忘れるな！◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

【国内クラウド市場の拡大余地は大きい】

【商社ならではの卓越したビジネスセンスが光る】
　情報インフラ事業とアプリケーション開発事業の2本柱を展開。独自の医療情報クラウドの普及が進み、利益に寄与し始めている。元々、双日の情報部門から独立したITサービス企業で、独自ソフトウェア開発だけでなく、商社ならではのセキュリティ機器の輸入販売なども含めた事業展開に特色のある企業。

【需要旺盛なセキュリティ関連事業がけん引】
サイバー攻撃対策などのセキュリティ需要が好調で、主軸の情報インフラ事業が堅調に推移している模様。大手システムインテグレータと組んで大型～中型案件を取り込みつつ、昨今盛り上がりをみせるテレワーク（在宅勤務）の広がりで官公庁や自治体などに至るまでの個人認証システムの販売なども増加基調にある。

【切り口が多彩で物色資金の流入が見込める】
マイナンバー導入を契機に次世代ファイアウォールの販売が好調に推移していることや、EC、ウェアラブル端末向けの開発案件など切り口が非常に多彩。最近では、医療クラウドサービスの引き合いが順調なこともあり、同事業の売り上げは過去最高を更新。この医療分野の収益改善により、前期比で営業利益が大幅に回復したことが改めて市場の物色意欲をかきたてると予想。この2か月間の保ち合い相場を経て、再度物色資金が向かう時期にきている。

【今後ボリンジャーバンドの拡大が上昇の起爆剤に】
現在は株価1800円をはさんで高値圏でのもみ合いが続いているものの、日柄の調整が完了次第再び上昇トレンド入りする可能性がありそう。株価1900円台を奪回した後は次第にボリンジャーバンドが拡大し、値動きが大きくなるとみる。7/31に控える1Q決算で市場コンセンサスを上回るようであれば、ファンダメンタル、テクニカルともに投資家における買いの自信を後押しすることになろう。

【国内クラウド市場の拡大余地は大きい】
中長期的な見方では、現在の国内クラウド市場は9696億円となっているが、2019年度は2兆679億円まで倍増するとの見方もある。業績寄与の期待がかかる医療クラウドサービス分野において低価格を武器に普及をもくろむ同社がシェアを伸ばすことができれば、足元のような上値の重さを意識させるような動きは一変するに違いない。


テクマトリックス（3762）[東証1部]
株価：1831円
業種：情報・通信
単元株数：100株
PER: 32.40倍
PBR: 6.60倍