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エムアップホールディングスのニュース
■今後の方向性
1. 今後の成長イメージ
エムアップホールディングス<3661>のこれまでの基本戦略の軸は、ファンクラブサイトを起点としてロイヤリティの高い会員基盤の拡大を図るとともに、関連するコンテンツや「EC事業」とのシナジー効果を高めるところにあった。今後は、さらに「電子チケット事業」や「VR事業」に加え、新たに開始した「NFT事業」との相互連携により、グループ全体で成長を加速する戦略を描いている。
2. 事業戦略のポイント
同社は、今後の事業戦略のポイントとして、1) 基盤強化の継続、2) 事業シナジーの追求、3) 積極的な事業投資による成長加速を挙げている。具体的には、強力IPの獲得に向けた活動(基盤強化)を継続するとともに、IPと動画配信ノウハウを生かした独自の「VR事業」の展開や、IPとアプリの組み合わせによる公式アプリ展開、IP活用によるNFTマーケットプレイスへの参入など、様々な方面での事業シナジーの追求を目論む。また、電子チケットサービスを同社のファンクラブサイトやVRライブ事業へ導入するとともに、他社アプリへのOEM供給、チケットトレードセンター機能を生かした二次流通市場の創出など、成長加速に向けた新規事業投資にも積極的に取り組む方針である。
3. 弊社による中長期的な注目点
弊社でも、市場拡大が期待される「VR事業」や「電子チケット事業」「NFT事業」への展開が、中長期的な成長加速に結び付く可能性が高いと評価している。特に、「VR事業」については、同社ならではのIP獲得やVR体験の提供のほか、課金ポイント(マネタイズ)の巧拙が成功のカギを握るだろう。また、「電子チケット事業」についても、デファクトスタンダードと成り得る事業モデルとしての優位性はもちろん、単なる電子チケット販売にとどまらず、クラウドシステムでの会員の囲い込みによるクロスセル(他のアーティストのチケットやグッズ販売、各種VR体験等)や、二次流通市場の創出に向けたイニシアティブの発揮など、様々な可能性を秘めていることから、今後の展開やそのスピードに注目したい。さらに「NFT事業」については、IPやファンデータベースとの親和性が高い分野であり、これまでになかったファン体験や価値(仮想空間上でのアーティストとの接点構築やアーティストアイテムの経済圏の創出など)を生み出すことにより、同社の新たな収益源となる可能性はもちろん、アーティストの活動支援にも貢献するものとして期待ができる。
コロナ禍はエンタテインメント業界に影響を及ぼす一方、アーティストとファンの関わりの変化やファンサービスのDX化を加速するきっかけにもなっており、5GやWeb 3.0への流れと合わせて、エンタテインメント業界は大きな変革期を迎えている。したがって、ファンサービスのリーディングカンパニーである同社にとっては、さらなる進化を図るチャンスであると同時に、エンタテインメント業界の発展にいかに貢献していくのかが最大なテーマと言えるだろう。その意味で、今後のエンタテインメント業界の発展のカギを握る成長分野(VR、電子チケット、NFT等)を複合的に展開し、さらにシナジー効果が期待できる同社の役割は明らかに重要であり、それに見合う成長の余地も大きいと評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
<NS>
1. 今後の成長イメージ
エムアップホールディングス<3661>のこれまでの基本戦略の軸は、ファンクラブサイトを起点としてロイヤリティの高い会員基盤の拡大を図るとともに、関連するコンテンツや「EC事業」とのシナジー効果を高めるところにあった。今後は、さらに「電子チケット事業」や「VR事業」に加え、新たに開始した「NFT事業」との相互連携により、グループ全体で成長を加速する戦略を描いている。
2. 事業戦略のポイント
同社は、今後の事業戦略のポイントとして、1) 基盤強化の継続、2) 事業シナジーの追求、3) 積極的な事業投資による成長加速を挙げている。具体的には、強力IPの獲得に向けた活動(基盤強化)を継続するとともに、IPと動画配信ノウハウを生かした独自の「VR事業」の展開や、IPとアプリの組み合わせによる公式アプリ展開、IP活用によるNFTマーケットプレイスへの参入など、様々な方面での事業シナジーの追求を目論む。また、電子チケットサービスを同社のファンクラブサイトやVRライブ事業へ導入するとともに、他社アプリへのOEM供給、チケットトレードセンター機能を生かした二次流通市場の創出など、成長加速に向けた新規事業投資にも積極的に取り組む方針である。
3. 弊社による中長期的な注目点
弊社でも、市場拡大が期待される「VR事業」や「電子チケット事業」「NFT事業」への展開が、中長期的な成長加速に結び付く可能性が高いと評価している。特に、「VR事業」については、同社ならではのIP獲得やVR体験の提供のほか、課金ポイント(マネタイズ)の巧拙が成功のカギを握るだろう。また、「電子チケット事業」についても、デファクトスタンダードと成り得る事業モデルとしての優位性はもちろん、単なる電子チケット販売にとどまらず、クラウドシステムでの会員の囲い込みによるクロスセル(他のアーティストのチケットやグッズ販売、各種VR体験等)や、二次流通市場の創出に向けたイニシアティブの発揮など、様々な可能性を秘めていることから、今後の展開やそのスピードに注目したい。さらに「NFT事業」については、IPやファンデータベースとの親和性が高い分野であり、これまでになかったファン体験や価値(仮想空間上でのアーティストとの接点構築やアーティストアイテムの経済圏の創出など)を生み出すことにより、同社の新たな収益源となる可能性はもちろん、アーティストの活動支援にも貢献するものとして期待ができる。
コロナ禍はエンタテインメント業界に影響を及ぼす一方、アーティストとファンの関わりの変化やファンサービスのDX化を加速するきっかけにもなっており、5GやWeb 3.0への流れと合わせて、エンタテインメント業界は大きな変革期を迎えている。したがって、ファンサービスのリーディングカンパニーである同社にとっては、さらなる進化を図るチャンスであると同時に、エンタテインメント業界の発展にいかに貢献していくのかが最大なテーマと言えるだろう。その意味で、今後のエンタテインメント業界の発展のカギを握る成長分野(VR、電子チケット、NFT等)を複合的に展開し、さらにシナジー効果が期待できる同社の役割は明らかに重要であり、それに見合う成長の余地も大きいと評価できる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)
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