稲葉製作が大幅続伸、２１年７月期業績及び配当予想を上方修正

　稲葉製作所<3421.T>が大幅続伸している。１５日の取引終了後、２１年７月期の連結業績予想について、売上高を３５０億円から３７０億円（前期比７．０％増）へ、営業利益を１４億５０００万円から２４億６０００万円（同３０．１％増）へ、純利益を９億３０００万円から１７億６０００万円（同２９．２％増）へ上方修正し、１３円を予定していた期末配当を１９円にするとあわせて発表したたことが好感されている。

　暮らしのなかでの収納ニーズや新型コロナウイルス感染症の対策ニーズなどの需要増加を背景に、物置、ガレージ及び倉庫の販売が伸びた。また、「ＧＩＧＡスクール構想」によるタブレットパソコン充電保管庫の販売も業績を押し上げた。なお、年間配当は３２円となり、前期実績に対しては６円の増配となる予定だ。

　同時に発表した第２四半期累計（２０年８月～２１年１月）決算は、売上高１８１億３１００万円（前年同期比１０．１％増）、営業利益１３億１３００万円（同２．１倍）、純利益９億５８００万円（同２．２倍）だった。

出所：MINKABU PRESS