リックが新安値、出店費用や改修費用の増加で１５年２月期業績は下振れ

　リックコーポレーション<3147.T>が年初来安値を更新。前週末３日の取引終了後、集計中の１５年２月期連結業績について、売上高を従来予想の２８８億８８００万円から２８１億８８００万円（前の期比３．９％増）へ、営業利益を同５億２２００万円から３億８２００万円（同１８．７％減）へ、最終損益を同１億５７００万円の黒字から１億３８００万円の赤字（前期１億５９００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。消費税増税に伴う駆け込み需要の反動による消費の落ち込みや天候不順による影響から売上高が伸び悩んだことに加えて、新規事業所出店に伴う開店経費の増加や、既存店舗の改修費用などの計上が利益を圧迫した。また、不採算店舗の減損処理を行い、減損損失４億６５００万円を特別損失に計上したことで最終損益の修正幅が大きくなった。

リックの株価は１１時１２分現在７６１円（▼８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）