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グンゼのニュース
*15:29JST グンゼ:2025年3月期2Qは増収増益、機能ソリューション、メディカル好調が寄与
生糸の製造を祖業とするグンゼ<3002>は、インナーウエア、レッグウエア、繊維資材などを扱うアパレル事業のほかに、機能ソリューション事業、メディカル事業、ライフクリエイト事業を展開し、多様な収益基盤を有している。機能ソリューション事業では、食品などの包装フィルムとして使用されるプラスチックフィルム、プリンターなどのOA機器で使用されるエンジニアリングプラスチックスなどを扱う。メディカル事業では、医療関連機器の製造と販売を行っており、生体吸収性の組織補強材、骨接合材などは高い市場シェアを有している。ライフクリエイト事業では、同社工場跡地の再開発及び管理運営などを手掛けており、商業施設、スポーツジムの運営、緑化事業などを行う。環境に配慮した経営を推進している点も特徴であり、資源循環のモデル工場であるサーキュラーファクトリーへの投資を積極化している。
2025年3月期第2四半期の連結累計業績は、売上高が前年同期比3.3%増の67,329百万円、営業利益が同10.4%増の3,566百万円となった。素材関連が回復傾向にある機能ソリューション事業と新製品及び中国向けが拡大したメディカル事業がそれぞれ同5.7%増、同17.8%増と順調に売上を伸ばしながら利益を積み上げたことに加え、ライフクリエイト事業においてスポーツクラブの不採算店舗見直しなどの事業構造改革を実施したことなどを受け、営業利益はトップラインの伸びを上回る成長率を見せた。セグメント別では、メディカル事業の営業利益が同40.9%増の1,279百万円と急伸。自社製造で高収益の骨接合材、癒着防止材の拡販が順調だったことに加えて、中国向けの販売が伸びたことも利益急伸に寄与した。
2025年3月期の連結業績予想は、売上高で前期比5.4%増の140,000百万円、営業利益で同32.8%増の9,000百万円を見込んでいる。期末に向けても機能ソリューション事業、メディカル事業を牽引役に業績拡大を図っていく方針で、特にエンジニアリングプラスチックスはOA向けの市場回復に加えて、半導体向け製品の堅調な推移を見込んでいるほか、足元好調なメディカルも期末に向けて順調に業績が推移する見通しだ。加えて、採算性向上を目的とした事業構造改革によってライフクリエイト事業の利益が伸長することを想定しており、このことも全体の利益押し上げ要因となる見込みだ。配当に関しては、前期比4.0円増の一株当たり157.0円を予定している(配当利回りは約3%)。同社は総還元性向100%(ROEが資本コストを超えるまで)、DOE2.2%以上を目処に利益還元を行っていく方針を掲げており、今後も株主還元を推進していくことが予想される。
中長期的な経営方針としては、「VISION 2030 stage1」を掲げている。2030年のありたい姿を実現するために、変革と挑戦に取り組むステージと位置づける同中期経営計画では、外部環境の変化を踏まえた上で、新たな価値の創出、企業体質の進化、資本コスト重視の経営、環境に配慮した経営の4本柱を基本戦略としている。基本戦略の着実な遂行によって、2025年3月期にROE6.3%以上の達成を目指す構えだ。同社は以前から資本コストを意識しながら事業活動を展開してきた。今後も投下資本に対して期待される利益を上回る水準の利益を継続的にあげることによって、企業価値を向上させていく構えだ。
<NH>
2025年3月期第2四半期の連結累計業績は、売上高が前年同期比3.3%増の67,329百万円、営業利益が同10.4%増の3,566百万円となった。素材関連が回復傾向にある機能ソリューション事業と新製品及び中国向けが拡大したメディカル事業がそれぞれ同5.7%増、同17.8%増と順調に売上を伸ばしながら利益を積み上げたことに加え、ライフクリエイト事業においてスポーツクラブの不採算店舗見直しなどの事業構造改革を実施したことなどを受け、営業利益はトップラインの伸びを上回る成長率を見せた。セグメント別では、メディカル事業の営業利益が同40.9%増の1,279百万円と急伸。自社製造で高収益の骨接合材、癒着防止材の拡販が順調だったことに加えて、中国向けの販売が伸びたことも利益急伸に寄与した。
2025年3月期の連結業績予想は、売上高で前期比5.4%増の140,000百万円、営業利益で同32.8%増の9,000百万円を見込んでいる。期末に向けても機能ソリューション事業、メディカル事業を牽引役に業績拡大を図っていく方針で、特にエンジニアリングプラスチックスはOA向けの市場回復に加えて、半導体向け製品の堅調な推移を見込んでいるほか、足元好調なメディカルも期末に向けて順調に業績が推移する見通しだ。加えて、採算性向上を目的とした事業構造改革によってライフクリエイト事業の利益が伸長することを想定しており、このことも全体の利益押し上げ要因となる見込みだ。配当に関しては、前期比4.0円増の一株当たり157.0円を予定している(配当利回りは約3%)。同社は総還元性向100%(ROEが資本コストを超えるまで)、DOE2.2%以上を目処に利益還元を行っていく方針を掲げており、今後も株主還元を推進していくことが予想される。
中長期的な経営方針としては、「VISION 2030 stage1」を掲げている。2030年のありたい姿を実現するために、変革と挑戦に取り組むステージと位置づける同中期経営計画では、外部環境の変化を踏まえた上で、新たな価値の創出、企業体質の進化、資本コスト重視の経営、環境に配慮した経営の4本柱を基本戦略としている。基本戦略の着実な遂行によって、2025年3月期にROE6.3%以上の達成を目指す構えだ。同社は以前から資本コストを意識しながら事業活動を展開してきた。今後も投下資本に対して期待される利益を上回る水準の利益を継続的にあげることによって、企業価値を向上させていく構えだ。
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