石井食、今期経常を一転赤字に下方修正

　石井食品 <2894> [東証２] が1月29日大引け後(16:55)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常損益を従来予想の1億円の黒字→1億7000万円の赤字(前期は300万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億1700万円の黒字→5300万円の赤字(前年同期は4800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、製品別に下記の通りとなり、前回予想値を下回る見込みであります。１ 食肉加工品（ハンバーグ・ミートボール他）は、プライベートブランド商品等の低価格 商品の販売数が減少したことにより売上高が300 百万円減少見込みとなります。２ 正月料理は、消費者の生活スタイルの多様化及び参入企業の飽和により価格競争が激し くなり、主に量販店での販売数が減少したことにより売上高が172 百万円減少。３ その他商品は、地域商品の売上高は増加する見込みとしておりますが、惣菜等の販売数 減少により売上高が48 百万円減少見込みとなります。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、売上高計画未達の影響により前回予想値を下回る見込みであります。２．繰延税金資産の取崩しについて　上記の業績予想の修正を踏まえ、当社における繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討いたしました結果、2020年３月期第３四半期決算において繰延税金資産の取崩しを行い、法人税等調整額に54百万円計上する見込みであります。※上記の予想は、本資料の発表日において入手可能な情報に基づき作成したものであり、今後の様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。