石光商事、今期経常を71％上方修正、配当も2円増額

　石光商事 <2750> [ＪＱ] が2月5日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の3.8億円→6.6億円(前期は2.9億円)に71.1％上方修正し、増益率が33.8％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億円→4.8億円(前年同期は2.2億円)に2.3倍増額し、一転して2.2倍増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→10円(前期は10円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）連結　連結の業績予想につきましては、個別にて売上高が前回予想に比べ803百万円増加しておりますが、当連結会計年度より損益に反映されている東京アライドコーヒーロースターズ株式会社について、有償支給取引に該当する売上高消去が増加したことにより、連結の売上高はほぼ前回予想通りであります。当該処理は利益には影響を与えず、「（２）個別」の修正の理由が連結の営業利益以下に寄与することから、上記業績となる見込みであります。（２）個別　新型コロナウイルス感染拡大に伴い発出された緊急事態宣言や外出自粛要請等の影響により、外食向け業務用商品の売上高及び利益が減少いたしましたが、家庭用商品の需要の高まりから、コーヒーバッグや量販店の惣菜向け商品の販売が好調であります。また、輸出においても自社開発商品や小売り向け販売ルートを持つ顧客に注力したことが奏功しております。加えて費用のコントロールに努めた結果、売上高及び利益は前回予想を上回る見込みであります。

　　当社は、株主のみなさまに対する適切な利益還元を最重要課題の一つとして位置づけ、業績に応じ、かつ安定した配当を行うことを基本方針とし、個別での配当性向30％を目標としております。　上記の通期業績予想の修正を踏まえ、配当原資となる個別業績の見通しを配当方針の基準に照らし、2021 年３月期の期末配当予想を上記のとおり修正いたします。