アジアパイルの上値指向鮮明、ベトナム積極展開で思惑も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/10/15 11:35
 アジアパイルホールディングス<5288.T>が急反発、前日の下げを大きく上回り一時7.3%高の840円まで買われた。株価は26週移動平均線を足場に急速な切り返しをみせている。同社は10月にホールディング会社に移行し、社名もジャパンパイルから変更、それに歩調を合わせて株価も上値指向を強めている。コンクリートパイルで大口口径に強みを有し、旺盛な民間建築需要や東京五輪絡みの活況な建設需要を背景に豊富な受注残を確保している。国内では建設現場の恒常的な人手不足でコンクリート2次製品への構造的な需要増加もフォローの風だ。一方、海外ではベトナム子会社との連携で事業規模を拡大、ベトナムでの大口案件獲得が続いているが、TPP妥結に伴い国土交通省が重視する東南アジア地域でのセールスでベトナムが重要拠点のひとつとなることも、同社に買いを呼び込むポジティブな思惑材料として働いている。

アジアパイルの株価は11時30分現在825円(△42円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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