120円台半ばがポイント・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2015/08/27 16:52

テクニカル的な抵抗線を上抜けられるか?・・・・・

 昨日のNY市場では、耐久財受注が予想を上回った他、ダドリーNY連銀総裁がハト派的な発言を行い、株式市場の地合いが大きく改善。これを受けて、新興国通貨も買い戻され、ユーロは急落。長期金利も大幅上昇となり、ドル円も堅調な推移となりました。

 しかも、前日とは裏腹に、NYダウは引けに掛けて上昇幅を大きく拡大。終わってみれば、619ドル高と、2011年11月以来の大幅な上昇率を記録しました。この為、東京時間早朝には、ドル円はスルスルと買われ、120.30円台まで上げ幅を拡大する動きを見せました。

 更に、今日は上海総合指数も6営業日ぶりに急反発し、欧州株も寄り付きから急反発。この為、ドル円は上げ幅を拡大する動きを既に見せており、現在、120.50円台まで続伸する展開となっています。この地合いが続けば、NY市場では更なる上昇も期待出来そうです。

 本日は、米GDP改定値の発表が予定されており、上方修正が予想されている為、ドルの押し上げ材料になる事が期待されます。唯、120.70円付近には、日足・一目均衡表の基準線と中期的なトレンドを示す200日移動平均線があり、果たしてこのレベルを上抜ける事が出来るのか?明日以降の相場にも影響を及ぼすだけに注目されます。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想