株安メリット 個人投資家は高配当銘柄でリベンジすべし! 高配当利回り続出の株式市場

著者:木村佳子
投稿:2015/08/27 01:01

マーケットリスクで株安になったときこそ買いたい高配当内需関連株の一社

ヤフーフアイナンス チャート 2年分週足
株式投資は個別株リスクとは別にマーケットリスクに備えなければなりませんが、後者は個人投資家のあずかり知らない事象によって引き起こされます。

機関投資家の中にはマーケットリスクの予見力(巨額資金の動かし手であれば自らの投資行動がマーケットリスクのトリガーとなることは十分予見できます)を持つ投資家がいるのに反して、個人投資家は金融波瀾が起こってからしか行動できないケースが圧倒的に多いといえます。

多くのインテリ投資家は「様子を見よう」として結局、高値安定でいい株を買い、金融波瀾でいい株ほど値段が保たれやすく、流動性があることから、これを泣く泣く投げ売りして資金手当てをしがちです。つまりは高値を買い、安値を売る投資をしてしまいがちなのがインテリ個人投資家の傾向なのです。

やられてばかりでは投資しがいがないわけで、ここは高配当銘柄で為替にあまり影響を受けないタイプの銘柄が安値に巻き込まれてさらに高配当利回りになっている点に注目し、それを安いうちに買い、戻ってきたら売ってもヨシ、配当を得続けてもヨシの投資を実行したいものです。

今回取り上げたのはネットワン<7518>でLAN構築などネットワーク事業で業界首位の会社です。
業績は安定的に推移しており配当は実績ベースで30円。
100株700円前後ですので、現在の株価で計算すると約4.5%の配当利回りということになります。

26日の株価展開では安値660円がありましたが、700円割れで仕込めば配当利回りは4.5%以上になります。
昨年10月17日の580円、13年12月の603円を踏まえて、この先、もう一段の安値があればさらに買い増すことで配当利回りアップが図れます。

株主構成は国内メガバンク、ゴールドマンサックス、年金筋など大手どころで占められ、外国人持ち株比率35%ということもあってか配当性向は約78%とほとんどの利益を配当に回しています。浮動株比率17.9%とそこそこの流動性があります。事業内容からすぐに業績が急降下するリスクは低いとみて、株安の時にこそ、こうした為替に左右されにくい、高配当銘柄への注目が報われることを意識し、投資対象として検討したいですね。




配信元: 達人の予想

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