ＦＯＭＣ議事要旨に注目・・・・・

タカ派表現でドル上昇？・・・・・

　今夜は米国で、7月ＣＰＩと7月28・29日に行われたＦＯＭＣ議事要旨の発表が予定されており、特に後者が注目されています。議事要旨は、声明文に比べると、メンバーの率直な発言が示される事が多い為、声明文の語調よりも、「タカ派的」な表現が目立つ事が多い様です。

　この為、「多くのメンバーが早期の利上げを主張」等の文言があれば、ドルが上昇する可能性が高いものと思われます。又、7月声明文には「（雇用市場の）幾分かの更なる改善」との文言がありましたが、どの程度が「幾分」なのかに対するヒントが示されるかにも注目です。

　もし、議事要旨が予想通り「タカ派的」なものとなれば、9月ＦＯＭＣでの利上げ開始を織り込みに行き、ドルが一段と上昇する可能性があります。この処のドル円は、124円台半ばではドルを買う意欲がそがれ、レンジ取引から逃れられない状況となっていますが、何とか、125円台回復につながって欲しいものです。

　しかし、特に、強い表現が見られず、相変わらず、「多くのメンバーは、利上げはデータ次第と主張」等の文言に留まっている場合は、相場に勢いは生じず、現在のレンジ取引継続となりそうです。その場合は、本日、日本株が急落しているだけに、米国株が続落となる等のリスク回避の動きが見られると、ドル円は124円割れとなる可能性が出て来ます。