【売り】KLab(3656)上方修正も短期的な値崩れを懸念= フェアトレード 西村剛

著者:西村剛
投稿:2015/05/26 10:39

上方修正あるも反応は限定的か。

■注目銘柄
KLab㈱(3656)

■注目理由

携帯電話向けゲーム事業を中核とする情報通信事業会社。本社は東京都港区。ソーシャルゲームの開発・運営や受託開発などを主な事業とする。

平成27年12月期第2四半期(平成27年1月1日~平成27年6月30日)の業績見通しは、売上高101億円、営業利益14億円、経常利益14億円、四半期純利益5億円と予測。

平成27年12月期第1四半期(平成27年1月1日~平成27年3月31日)における連結経営成績は、売上高56億円(前年同期比+27.4%)、営業利益10億円(同+960.8%)、経常利益10億円(同+840.2%)、四半期純利益4億円(同+732.8%)となった。売上高の増加要因として、年始イベントにより2015年1月の売上が好調だったこと、「天空のクラフトフリート」および「テイルズオブアスタリア」の売上が堅調に伸びたことを挙げている。費用面では、前年同期比+10.6%の36億円となったが、これは売上高増加にともない支払手数料及び使用料が増加したことによる。
(出典:平成27年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

上記業績は5月11日に上方修正され、売り上げは従来の計画線上にあるものの、広告宣伝費を始めとして全般的にコスト削減が進んだ。直近3ヶ月の実績である1-3月期の売上営業利益率は、前年同期の2.2%から18.1%に急改善した。

3月後半から1,300円~1,500円程度のレンジで推移している動きが読み取れる。5月12日に1,495円までつけた後は-10%近くの急落となった。好材料はあるものの、反応は限定的とみれる。短期的には軟調に推移するだろう。

直近の株価はPBR5.21倍となっている。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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