ドル円は堅調地合いに転換・・・・・

米・4月雇用統計に期待強まるか？・・・・・

　ハト派的なＦＯＭＣ声明文もつかの間、米失業保険申請件数が予想を下回り、一方で、雇用コスト指数が予想を上回った事から、米雇用情勢が一段と改善し、雇用のスラックが今後、急速に縮小するとの期待感が強まりました。

　この為、ドル円は119円台後半まで急伸しています。その一方、今日もユーロは堅調。ユーロドルは1.12ドル台での推移を続けていますし、ユーロ円も134円台後半まで続伸しており、此方が円売りに拍車を掛けている面もあります。

　今日は、欧州の大陸諸国は休場ですが、ロンドンと米国市場は通常通りに開いていますので、このまま、ユーロの堅調地合いが継続するものと思われます。そうなると、米ＩＳＭ製造業指数が強い数字となれば、ドル円は120円台に乗せて来るのかもしれません。

　来週は、ゴールデンウィークで日本は水曜日までお休みとなりますが、金曜日の米雇用統計を前に、その前哨戦的な指標発表も続きますので、指標が強い数字続出となると、休み明けまでに、意外な上昇が見られているかもしれず、何となく気の抜けない日々になりそうな気がします。