<動意株・11日>(前引け)=新田ゼラチン、ニッピ、山岡家

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2015/03/11 12:16
 新田ゼラチン<4977.T>=急騰。いちよし経済研究所は10日、同社のレーティングを新規「A」としフェアバリューを1200円に設定した。国内トップのゼラチンメーカーの同社の業績は「16年3月期には4期ぶりに回復する可能性が高い」と指摘。「北米および国内市場の回復」や「国内値上げの浸透効果」「原材料費の低減」などが寄与するとみている。15年3月期の連結営業利益は前期比47.6%減の5億円(会社予想は6億円)の見込みだが、16年3月期には14億円へ急回復すると予想している。

 ニッピ<7932.T>=ストップ高カイ気配。10日の取引終了後、大阪大学蛋白質研究所と共同で再生医療用iPS細胞の培養に適した「ラミニン511E8フラグメント」の製造方法を確立した、と発表。この日はiPS細胞関連の材料を好感した買いが流入している。また、この成果を踏まえ、生物由来原料基準に適合した製品「iMatrix-511MG」を15年6月ごろから販売する予定であることも明らかにした。同製品は、臨床用途での利用が可能であり、移植医療用iPS細胞の製造など、iPS細胞を利用した再生医療の研究開発への活用が見込まれている。

 丸千代山岡家<3399.T>=ストップ高まで上昇。1月23日につけた昨年来高値1980円を上回った。同社は10日取引終了後に、株主優待制度を導入すると発表。1月末および7月末時点で100株以上を保有する株主が対象で、保有株数に応じてラーメン無料券を贈呈する。また、同日には2月度の既存店売上高(速報値)が前年同月比7.3%増になったことを公表。20カ月連続で前年実績を上回っており、株主優待制度導入をあわせて好感されているようだ。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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