ドル円堅調・・・・・

ルー財務長官は円安けん制せず・・・・・

　朝方、週末に行われるＧ20出席を前に、ルー・米財務長官がコメントを発表。しかし、欧州の財政政策への注文が主となり、日本に対する発言としては、消費税再増税を行う際の景気への配慮程度に収まりました。

　今回のＧ20サミットに、ルー長官が出席すると報じられた為、ドル高・円安に対する何らかのけん制発言が出るのではないかと、市場は警戒感を抱いていました。

　しかし、今日のコメントにより、Ｇ20での主要議題が欧州経済の不振になる事が確実となったとの見方が広がり、日本の追加緩和とその影響によるドル円上昇は容認されると見る事が出来そうです。

　この為、今夜のドル円は堅調な地合いを維持するものと見られ、米失業保険申請件数が良い数字となったり、30年債入札により、長期金利が一段と上昇する事となれば、ドル円は116円台に乗せて、年初来高値更新となりそうです。