材料に乏しく株睨み継続か?・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2014/10/20 15:52

エボラ出血熱感染のニュースに注意・・・・・

 週末にGPIF運用改革に関する記事が日経新聞に掲載され、週明けのドル円は早朝から107円台を回復。その後、このニュースを好感して、実際に日本株が急伸した事もあり、ドル円は107.30円台まで上昇幅を拡大しました。
 
 一方、本日は安倍内閣の2閣僚が辞任を発表し、政局不安がやや強まりました。たまたま株式市場に動揺が見られなかった為、市場への影響は限定的でしたが、今後、安倍内閣の支持率が一段と下がる場合には、やや円高につながる材料とみなされる可能性があります。
 
 本日は、米国での経済指標発表も無く、FRB関係者からの発言も予定されていません。この為、外為市場では、欧米株価睨みの展開が継続する事となりそうです。

 又、週末にはエボラ出血熱感染拡大のニュースは聞かれませんでしたが、欧米ではこの問題に対する関心が強い様です。この為、再び、感染拡大の報道が出て、リスク回避の流れにつながらないかにも注意が必要となりそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想