ドル高基調強まる・・・・・

ユーロ、ＮＺドル、豪ドル安の次は円安か？

　本日、ＲＢＮＺ（ＮＺ準備銀）のウィーラー総裁が、「現在のＮＺＤのレベルは正当化出来ない」と述べた事を切っ掛けにＮＺＤが急落。対ドルでは0.80ドルの大台を割り込み、対円でも87円の大台を割り込んでいます。

　この動きに豪ドルも連れ安となり、対ドルでは0.8800ドル、対円では96円台前半まで値下がりしています。更に、ＥＣＢのドラギ総裁が「責務の範囲内で追加的な非伝統的措置を用いる用意がある」と述べ、これを受けて、ユーロドルも売られ、昨年7月以来の安値を連日更新する動きとなっています。

　この様に、本日の外為市場ではドル全面高の様相となっており、この流れを受けて、ドル円も堅調な推移となっています。ここ数ヶ月は、月末が近づくとドル円は買われ易い地合いとなる事が多く、この影響もあって、現在、先週記録した6年ぶりの高値109.46円に迫っています。

　それ故、本日の米・失業保険申請件数が予想よりも良い数字になったり、ブラード・アトランタ連銀総裁が利上げに前向きな発言を行ったりすれば、ドル円も高値を更新する動きとなる可能性が高そうです。愈々、110円の大台をトライする局面となるかもしれません。