住友化が後場プラスに転じる、マラリア対策用室内残効性スプレー材開発で

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/09/22 15:00
 住友化学<4005.T>が後場プラスに転じる。この日の午後、マラリア対策用の新規室内残効性スプレー(IRS)剤を開発し、世界保健機関(WHO)の推薦を得るべく申請したと発表しており、これを好感した買いが入っている。
 マラリアは、マラリア原虫に感染した蚊に刺されることにより人に感染し、現在、世界では、毎年約2億人がマラリアを発症し、約63万人が亡くなっているといわれている。一方で、感染予防に効果があるとされるIRS剤については、現在、WHOでIRS剤用有効成分の分類として推薦されているものは4種類に限られており、約40年間、新たな分類の殺虫剤が登場していないという。
 今回、同社は新規IRS剤を開発しており、抵抗性を有するマラリア媒介蚊にも実使用レベルで有効性を示すことを確認したことから、WHOの推奨による需要増への期待が高まっているようだ。

住友化の株価は14時56分現在409円(△4円)


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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