英国とEUの関係がより緊密化する可能性が意識=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2026/01/08 03:53
 きょうのポンドドルは緩やかな売りに押されており、1.3470ドル付近に値を落としている。一方、ポンド円も一時210円台に下落するなど軟調な展開。上値は重くなってきているものの、21日線の上での値動きは維持しており、上昇トレンドは堅持している。

 市場では今後、英国とEUの関係がより緊密化する可能性が意識され始めており、これはポンド高要因になり得るとの見方が出ている。スターマー英首相は年初、EU単一市場との整合性を高める方針を示し、最大の貿易相手であるEUへのアクセス拡大を目指す一方、単一市場や関税同盟への正式復帰までは踏み込まない姿勢を示した。関税同盟への復帰は米国やインドとの通商協定を見直す必要があるためだ。

 背景には政権の先行き不透明感があり、賭け市場では年内の首相交代確率が五分五分以上とされ、5月の地方選挙で労働党が不振なら退陣の可能性も指摘されている。ただし、政権の交代・継続のいずれでも親EU路線は維持される可能性が高いと見られている。

GBP/USD 1.3473 GBP/JPY 211.07 EUR/GBP 0.8676

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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