【本日の見通し】日銀待ち 昨日米CPIは弱い結果も影響限定的
【本日の見通し】日銀待ち 昨日米CPIは弱い結果も影響限定的
ドル円は本日昼前後に結果が発表される日本銀行金融政策決定会合の結果及び15時半からの植田日銀総裁の会見待ち。昨日発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%、コア+2.6%と9月及び予想値を大きく下回った。10月分の発表がないため、前月比は無い。発表後は155円29銭を付けるなどドル売りの動きも、値幅は限定的に留まった。10月分が計測できなかったことに加え、11月分も政府機関閉鎖期間中の計測が出来ておらず、信用性に欠けるとの見方が発表前から広がっており、影響が抑えられたものと見られる。ただ、日銀の結果次第で円高に進んだ場合、16日の米雇用統計の弱さと合わせ、ドル売り円買いの流れに寄与する可能性がある点には注意。
今日の日銀会合は利上げで見方がほぼ一致している。据え置きとなった場合はかなりのサプライズとなる。大方の見通し通りに利上げとなった場合は、声明と15時半からの総裁会見が注目される。中立金利についての言及があるか、この後の利上げについてどのような姿勢を示すかがポイントとなる。打ち止め感が出ると一気に円売りが進む可能性があるだけに、注意した表現になると思われるが、利上げに向けた姿勢をどこまで強調できるかは微妙。
ドル円は155円台を中心とした推移から、日銀次第で上下の動き。想定内の内容に留まり155円台での推移が続くようだと、来週はクリスマスウィークで取引量が減ることもあって、落ち着いた動きが年末まで続く可能性がある。
ユーロ円は昨日のドル円の上昇局面で183円台をしっかり付けたが、その後の下げに182円台前半へ落としてきた。やや上値が重い展開も、この後は日銀会合を受けたドル円の動き次第。
ユーロドルは1.17台推移が続きそう。
ポンドドルは市場予想通り利下げを決めた英中銀金融政策会合で、投票結果が5対4と僅差になったことでポンド高となった。マン委員とピルチーフエコノミストの据え置き投票は予想通り、グリーン委員が据え置きかどうかがポイントといった予想であったが、グリーン委員に加えてロンバルデッリ副総裁が据え置きに回ったことが予想外となった。その後記者団のインタビューに答えたベイリー総裁(今回は公式の会見は予定されていない)は、インフレが2%に到達する時期の見通しを2026年の4月か5月ごろと、従来よりも1年以上早い見通しを示しており、市場は今回の利下げでサイクルが終了したとの見方を強めた。
発表後に大きく上昇も伸び悩んだ。ただ、流れはやや上方向か。ポンドドルは1.33台半ばからがしっかりとなりそう。
ポンド円は英中銀会合を受けたポンド高に節目の209円を付けたが、その後のドル円の下げに208円00銭台まで落とされた。この後は207円台半ばから208円台を中心とした推移か。
MINKABUPRESS 山岡
ドル円は本日昼前後に結果が発表される日本銀行金融政策決定会合の結果及び15時半からの植田日銀総裁の会見待ち。昨日発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%、コア+2.6%と9月及び予想値を大きく下回った。10月分の発表がないため、前月比は無い。発表後は155円29銭を付けるなどドル売りの動きも、値幅は限定的に留まった。10月分が計測できなかったことに加え、11月分も政府機関閉鎖期間中の計測が出来ておらず、信用性に欠けるとの見方が発表前から広がっており、影響が抑えられたものと見られる。ただ、日銀の結果次第で円高に進んだ場合、16日の米雇用統計の弱さと合わせ、ドル売り円買いの流れに寄与する可能性がある点には注意。
今日の日銀会合は利上げで見方がほぼ一致している。据え置きとなった場合はかなりのサプライズとなる。大方の見通し通りに利上げとなった場合は、声明と15時半からの総裁会見が注目される。中立金利についての言及があるか、この後の利上げについてどのような姿勢を示すかがポイントとなる。打ち止め感が出ると一気に円売りが進む可能性があるだけに、注意した表現になると思われるが、利上げに向けた姿勢をどこまで強調できるかは微妙。
ドル円は155円台を中心とした推移から、日銀次第で上下の動き。想定内の内容に留まり155円台での推移が続くようだと、来週はクリスマスウィークで取引量が減ることもあって、落ち着いた動きが年末まで続く可能性がある。
ユーロ円は昨日のドル円の上昇局面で183円台をしっかり付けたが、その後の下げに182円台前半へ落としてきた。やや上値が重い展開も、この後は日銀会合を受けたドル円の動き次第。
ユーロドルは1.17台推移が続きそう。
ポンドドルは市場予想通り利下げを決めた英中銀金融政策会合で、投票結果が5対4と僅差になったことでポンド高となった。マン委員とピルチーフエコノミストの据え置き投票は予想通り、グリーン委員が据え置きかどうかがポイントといった予想であったが、グリーン委員に加えてロンバルデッリ副総裁が据え置きに回ったことが予想外となった。その後記者団のインタビューに答えたベイリー総裁(今回は公式の会見は予定されていない)は、インフレが2%に到達する時期の見通しを2026年の4月か5月ごろと、従来よりも1年以上早い見通しを示しており、市場は今回の利下げでサイクルが終了したとの見方を強めた。
発表後に大きく上昇も伸び悩んだ。ただ、流れはやや上方向か。ポンドドルは1.33台半ばからがしっかりとなりそう。
ポンド円は英中銀会合を受けたポンド高に節目の209円を付けたが、その後のドル円の下げに208円00銭台まで落とされた。この後は207円台半ばから208円台を中心とした推移か。
MINKABUPRESS 山岡
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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