*12:07JST トリプルアイズ Research Memo(7):AIインテグレーションの増収効果と会計基準変更で営業利益は黒字転換予想
■トリプルアイズ<5026>の今後の見通し
1. 2026年8月期の業績見通し
2026年8月期の連結業績は、売上収益5,837百万円(前期比2.2%増)、営業利益81百万円(前期は61百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益36百万円(前期は343百万円の損失)の見通しである。なお、同社は2026年8月期より会計基準を日本基準からIFRSに変更している。
AIソリューション事業では、AIインテグレーションは堅調な需要が見込まれるなか、引き続き契約単価の上昇による売上総利益率の改善を目指すとともに、新卒採用を中心に人員体制の拡充を進め、稼働人員の増加による案件対応力を強化する。また、月額制のAI開発サービス「AIラボ」やプライム案件の受注拡大にも注力し、収益基盤の安定化を図る。AIプロダクトは、開発コストの適正管理により利益の最大化を追求するとともに、「アルろく for LINE WORKS」を中心とした新規プロダクトの契約獲得や、「AIZE」関連のカスタマイズ開発受注の増加により、MRRの拡大を目指す。エンジニアリングでは、2025年8月期に生じた人員減少の影響が一部継続する可能性があるものの、請負案件の工数拡大や採用強化による体制立て直しを進め、収益性の改善を図る。GPUサーバー事業は、2026年8月期からのIFRS適用に伴い、のれん非償却化及び顧客関連資産の償却方法変更により営業利益が114百万円改善する見込みである。また、暗号資産マイニングマシンの販売は低迷が続くと見られるものの、足元で注力しているAI開発用途向けGPUサーバーの販売により補完する見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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1. 2026年8月期の業績見通し
2026年8月期の連結業績は、売上収益5,837百万円(前期比2.2%増)、営業利益81百万円(前期は61百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益36百万円(前期は343百万円の損失)の見通しである。なお、同社は2026年8月期より会計基準を日本基準からIFRSに変更している。
AIソリューション事業では、AIインテグレーションは堅調な需要が見込まれるなか、引き続き契約単価の上昇による売上総利益率の改善を目指すとともに、新卒採用を中心に人員体制の拡充を進め、稼働人員の増加による案件対応力を強化する。また、月額制のAI開発サービス「AIラボ」やプライム案件の受注拡大にも注力し、収益基盤の安定化を図る。AIプロダクトは、開発コストの適正管理により利益の最大化を追求するとともに、「アルろく for LINE WORKS」を中心とした新規プロダクトの契約獲得や、「AIZE」関連のカスタマイズ開発受注の増加により、MRRの拡大を目指す。エンジニアリングでは、2025年8月期に生じた人員減少の影響が一部継続する可能性があるものの、請負案件の工数拡大や採用強化による体制立て直しを進め、収益性の改善を図る。GPUサーバー事業は、2026年8月期からのIFRS適用に伴い、のれん非償却化及び顧客関連資産の償却方法変更により営業利益が114百万円改善する見込みである。また、暗号資産マイニングマシンの販売は低迷が続くと見られるものの、足元で注力しているAI開発用途向けGPUサーバーの販売により補完する見通しだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 吉林 拓馬)
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