*07:50JST NYの視点:米金利とドルは逆行、12月FOMC利下げ確率は50%まで低下
本年の連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つコリンズ米ボストン連銀総裁は、金利を当面据え置くことを支持するとしたほか、「追加利下げの壁は高い」と利下げに慎重姿勢を表明した。同じく、本年の投票権を有する米セントルイス連銀のムサレム総裁は金利が中立水準に近づくに連れ、注意深さが必要と主張。
米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も、「米国経済に注意深く楽観的」との見解で、12月FOMCの利下げ判断は「時期尚早」で「オープンマインドだ」とした。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はインフレが高過ぎ、経済には柔軟性があり、10月の利下げは支持しなかったと指摘。12月利下げを巡り強い見解はまだないと加えた。
連邦準備制度理事会(FRB)高官が軒並み追加利下げに消極的な見解を示し、一時100%近く織り込まれていた12月利下げ確率が50%割れまで低下した。12月FOMCの政策判断で重要な消費者物価指数(CPI)の10月分は発表されない公算。雇用統計は、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長によると、「10月雇用統計で、家計調査が実施されず統計の半分しか得られていない。雇用者数は公表されるが失業率は公表されない。これは1カ月分だけの措置」「9月分の雇用統計は来週公表される可能性がある」と指摘。労働統計局のスケジュール発表待ちとなる。
政府機関再開により、12月9日、10日に開催される前、11月雇用統計や11月CPIは公表される。ドル指数は年内の利下げ観測後退に11月初旬に一時心理的節目の100を突破し100.31まで上昇。200日移動平均水準(DMA)に達した。その後は、心理的節目や200DMAが強いレジスタンスとなり、伸び悩んでいる。
<CS>
米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も、「米国経済に注意深く楽観的」との見解で、12月FOMCの利下げ判断は「時期尚早」で「オープンマインドだ」とした。米ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁はインフレが高過ぎ、経済には柔軟性があり、10月の利下げは支持しなかったと指摘。12月利下げを巡り強い見解はまだないと加えた。
連邦準備制度理事会(FRB)高官が軒並み追加利下げに消極的な見解を示し、一時100%近く織り込まれていた12月利下げ確率が50%割れまで低下した。12月FOMCの政策判断で重要な消費者物価指数(CPI)の10月分は発表されない公算。雇用統計は、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長によると、「10月雇用統計で、家計調査が実施されず統計の半分しか得られていない。雇用者数は公表されるが失業率は公表されない。これは1カ月分だけの措置」「9月分の雇用統計は来週公表される可能性がある」と指摘。労働統計局のスケジュール発表待ちとなる。
政府機関再開により、12月9日、10日に開催される前、11月雇用統計や11月CPIは公表される。ドル指数は年内の利下げ観測後退に11月初旬に一時心理的節目の100を突破し100.31まで上昇。200日移動平均水準(DMA)に達した。その後は、心理的節目や200DMAが強いレジスタンスとなり、伸び悩んでいる。
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