<注目銘柄>=エスケーエレ、中国向け好調で業績回復基調
エスケーエレクトロニクス<6677.T>は4月以降上昇基調にあるが、昨年夏以降の下げに対しては6割程度戻した水準に過ぎない。業績が回復傾向にあることを考慮すると、更なる上値が期待できそうだ。
8月12日に発表した第3四半期累計(24年10月~25年6月)連結決算は、売上高220億3200万円(前年同期比12.2%増)、営業利益31億7200万円(同40.0%増)と大幅増益となった。4~6月では営業利益10億3300万円で前年同期比26.9%減となったが、これは前年同期に売り上げ・利益が集中した反動によるもの。1~3月期比では約9000万円の増加となっており、高水準を維持しているといってよい。
中国や韓国でスマートフォンの新機種向け有機ELパネルの開発が活況で、大型フォトマスク事業の需要が増加しており、特に中国向けが好調に推移している。5月に車載・電子部品向けスクリーンマスク・メタルマスク製造を行うアサヒテックを子会社化したことも寄与した。足もと堅調から会社側では25年9月期業績予想を売上高で290億円から293億円(前期比13.9%増)へ、営業利益を36億円から40億円(同30.7%増)へ上方修正した。
続く26年9月期も今期の基調を継続し、増収増益が見込まれる。これに対して株価はPBR0.9倍程度と割安感がある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
8月12日に発表した第3四半期累計(24年10月~25年6月)連結決算は、売上高220億3200万円(前年同期比12.2%増)、営業利益31億7200万円(同40.0%増)と大幅増益となった。4~6月では営業利益10億3300万円で前年同期比26.9%減となったが、これは前年同期に売り上げ・利益が集中した反動によるもの。1~3月期比では約9000万円の増加となっており、高水準を維持しているといってよい。
中国や韓国でスマートフォンの新機種向け有機ELパネルの開発が活況で、大型フォトマスク事業の需要が増加しており、特に中国向けが好調に推移している。5月に車載・電子部品向けスクリーンマスク・メタルマスク製造を行うアサヒテックを子会社化したことも寄与した。足もと堅調から会社側では25年9月期業績予想を売上高で290億円から293億円(前期比13.9%増)へ、営業利益を36億円から40億円(同30.7%増)へ上方修正した。
続く26年9月期も今期の基調を継続し、増収増益が見込まれる。これに対して株価はPBR0.9倍程度と割安感がある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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