A&Dホロンの上値指向鮮明、中期及び長期計画で高成長路線に陰りなく水準訂正期待
A&Dホロンホールディングス<7745.T>の上値指向が鮮明だ。週明け26日にマドを開けて買われた後も目先筋の利食いをこなし水準を切り上げ、きょうは一時5%高の1948円まで上値を伸ばした。注目された米エヌビディア<NVDA>の決算は売上高・利益ともにコンセンサスを上回る好調な内容で、時間外取引で大きく買われたことで東京市場でも半導体周辺株全般に風向きは順風となっている。そのなか、同社は先端半導体の測定などで必須となる電子ビーム技術に定評があり、特に走査型電子顕微鏡の応用装置で主力製品となっているCD―SEMでは大手半導体メーカーを中心に引き合いが旺盛。今期予想も含め営業利益は過去最高更新基調を続けている。28年3月期を最終年度とする中期経営計画では営業利益段階で117億円(前期実績88億1300万円)を見込むが、長期ビジョンの数値目標も開示しており、2035年3月期に営業利益段階で300億円を設定している。時価予想PERはわずかに8倍前後にとどまっており、投資指標面からも中長期的に大幅な株価水準訂正が見込まれる状況にある。
出所:MINKABU PRESS
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