JRC Research Memo（9）：25年2月期通期決算概要・中計、26年2月期連結業績予想文字起こし（9）

*16:08JST JRC Research Memo（9）：25年2月期通期決算概要・中計、26年2月期連結業績予想文字起こし（9） JRC<6224>

当社は、コンベヤ・環境プラント・ロボットSIという3事業において、それぞれに最適な成長戦略を展開しています。

それぞれの市場環境を正しく捉えたうえで、独自の強みとポジショニングを活かし、M&Aも活用することで、成長ポテンシャルを最大化してまいります。

国内コンベヤ市場は、更新需要に支えられた安定成長が続く一方、市場構造の変化と人手不足といった課題が存在します。

当社は、「部品」「ソリューション」「メンテナンス」の3本柱を軸とした総合力を活かし、競合との差別化を明確化します。

技術者不足や省力化ニーズに応える体制を構築することで、顧客との接点を深め、長期的な収益基盤を築いてまいります。

コンベヤ事業では、部品販売からソリューション提案、そしてメンテナンス契約へとつながる多層的なモデルを構築してまいります。

消耗品の継続販売によるリカーリング収益に加え、現場改善提案による高付加価値化、さらに定期メンテナンスによるLTV向上といった形で、収益性と安定性を両立しています。

単発の取引にとどまらず、長期的な信頼関係をベースとしたビジネスモデルの強化を進めてまいります。

今後は、ソリューション提案の拡充とメンテナンス事業の深化に加え、新領域である遠隔監視やコンベヤ全体設計にも取り組みます。

ソリューションパートナー代理店との提携拡大や、M&A先とのシナジー活用を通じ、案件の大型化・高単価化を推進。

これらの取り組みにより、国内コンベヤ事業の売上は2025年比で約51%増、120億円規模へと成長させてまいります。

当社が注目するコンベヤ部品市場は、国内市場に比べて桁違いのスケールがあります。

特にアジア市場は、2028年時点で1,300億円超、世界全体では3,100億円規模が予測されており、CAGR約4.7%で成長を続けています。

2035年には約4,100億円まで拡大する見通しであり、JRCとしては、この拡大するグローバル市場に対して着実にシェアを広げていくことで、長期的な成長を確実に取り込んでいきます。

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