<動意株・9日>(前引け)=パルHD、クオリプス、アストロHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2025/04/09 11:33
 パルグループホールディングス<2726.T>=上げ足強め新高値。8日の取引終了後に発表した26年2月期の連結業績予想で、売上高2310億円(前期比11.2%増)、営業利益264億円(同11.6%増)、純利益168億5000万円(同42.2%増)と2ケタ増収増益を見込むことが好感されている。前年のM&Aにより、「レイ・カズン」「w closet」「ノーリーズ」の3つのブランドがグループに新たに加わったことで売上高・利益の両面で貢献が期待できるほか、前年に発生したサーバートラブルに伴う販売機会ロスの反動増も売上高を押し上げる見通し。また、為替相場の落ち着きや販管費抑制効果の継続も寄与するとしている。

 クオリプス<4894.T>=ストップ高カイ気配。大阪大学発のバイオベンチャーで、ヒトiPS細胞由来の細胞シートなど再生医療製品の開発などを手掛ける。8日取引終了後、同社は厚生労働省に虚血性心筋症による重症心不全を適応としたヒト(同種)iPS細胞由来心筋細胞シートの製造販売承認申請を行ったことを発表、これを材料視する買いが集中した。株価は前日に12%強の大幅高で切り返し、25日移動平均線の上に再浮上したが、きょうはマドを開けて上放れる格好となっている。

 アストロスケールホールディングス<186A.T>=続伸。8日の取引終了後、米子会社が米国宇宙軍から受注したAPS-Rプロジェクトに関して、変更契約を新たに締結し、受注金額が再度増額したと発表したことが好感されている。受注金額は、従来の2940万ドルから4120万ドルに増額した。APS-Rは当初、軌道上で衛星に燃料補給を実施する衛星のプロトタイプの開発を行うプロジェクトとして、23年9月に米国宇宙軍より受注。今回の変更は、燃料補給衛星APS-Rを全面的なミッション開発と運用実証に移行させるためのもので、静止軌道で2回の燃料補給活動を実施する。これにより衛星の動的運用(自由な移動)のための機動性と運用の柔軟性を高めることで、新たな可能性を切り開くという。

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出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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