東急株式会社および連結子会社の商業施設運営事業を再編し、商業施設の一体的な運営・企画開発に向けて「東急リテールマネジメント株式会社」を設立

配信元:PR TIMES
投稿:2025/03/24 18:49
~東急(株)グループを横断した事業展開を通して、商業施設の魅力をさらに高めていきます~

 東急株式会社(以下、東急)は、東急および連結子会社(以下、当グループ)における商業施設運営事業を再編(以下、本再編)し、商業施設運営事業の統括機能を具備した事業統括会社である東急リテールマネジメント株式会社(以下、東急リテールマネジメント)を設立したうえで、東急の商業施設運営事業子会社(以下、商業運営各社)※を傘下に置き、商業施設の一体的な運営体制を構築します。
※株式会社東急百貨店、株式会社東急モールズデベロップメント、株式会社SHIBUYA109エンタテイメント、 株式会社ながの東急百貨店、渋谷地下街株式会社、東急商業發展(香港)有限公司の6社

 本再編では、2025年8月1日を効力発生日として、株式会社東急百貨店(以下、東急百貨店)を分割会社とする会社分割により、百貨店業を、東急が100%出資して設立するTK百貨店準備株式会社(以下、TK百貨店準備会社)に吸収分割し、東急は会社分割後の東急百貨店を吸収合併します。TK百貨店準備会社は同日に商号を株式会社東急百貨店に変更します。これにより、東急百貨店は財務基盤が安定した新たな会社として生まれ変わります。
 また、あわせて同日を効力発生日として、東急が100%所有する商業運営各社の株式について、東急を分割会社とし、東急リテールマネジメントに承継させる吸収分割を行います。

 当グループでは、東急線沿線を中心に、お客さまにとって必要不可欠な存在として、その暮らしをより豊かで心地よいものにするために、地域特性に合わせた独自性のある商業施設を展開してきました。特に、最重要拠点である渋谷では、若者をターゲットとする新しいコンテンツの創造や、フードやビューティーなどの魅力ある売り場を展開してきており、インバウンド需要の取り込みなどにより、当グループが掲げるビジョン「エンタテイメントシティSHIBUYA」の実現に向けた一翼を担ってきました。

 本再編後は、東急リテールマネジメントが、商業運営各社に分散する機能の整理などによる経営効率の高度化を図ることで、商業運営各社がそれぞれの特色を生かした事業創造を進めるとともに、渋谷をはじめとする東急線沿線を中心とした商業施設の企画開発において、東急リテールマネジメントと商業運営各社が横断的な体制で参画します。また、今まで商業運営各社が培ってきた多様な事業ノウハウやお客さまとのつながりを結集することで、お客さまに喜んでいただける施設・売り場づくりに相互に生かすとともに、新しいビジネス・コンテンツを創造すべく、東急リテールマネジメントと商業運営各社が一体となった事業運営を目指していきます。

 今後も、渋谷をはじめとする東急線沿線を中心に、地域の方々や来街のお客さまに対し、「利便性・快適性」、「ワクワク感」、「東急ならでは」という3要素を軸に「期待を超える顧客体験」を提供し、お客さまの楽しさや豊かさの醸成に貢献していきます。

【別紙】
1.本再編の概要
(1)会社再編(2025年8月1日付)スキーム
 1.東急百貨店の運営事業をTK百貨店準備会社(同日付けで株式会社東急百貨店に商号変更)へ吸収分割
 2.東急が東急百貨店を吸収合併し、東急百貨店の賃貸物件(開発資産含む)などを東急が取得
 3.東急リテールマネジメントは吸収分割で東急から商業運営各社の株式を取得、子会社化



(2)本再編後の商業運営各社の役割
 1.東急リテールマネジメント 
 ・商業運営各社の横断戦略実行(CRM戦略(マーケティング含む)、AI/DX、新規事業・業態開発など)を主導
 ・商業運営各社の運営機能・コーポレート機能(人事、総務、経理、内部統制など)の一部集約
 ・商業施設の企画開発(商業運営各社との横断的体制構築含む)
 2.商業運営各社
 ・百貨店やショッピングセンターなどの商業施設運営(直営事業を含む)
 ・独自性のさらなる追求に向けた事業モデル・コンテンツの開発・強化
 【株式会社東急百貨店】
  フードやビューティーなどのカテゴリー集積売り場(東急フードショー、THE WINE、+Q(プラスク)ビューティーなど)、催事・POP UP、外商など
 【株式会社東急モールズデベロップメント】
  地域連携イベント、地域コミュニティづくり、スイーツ専門店事業(MY SWEETS)、事業拡大・販路拡大を目指す事業者を支援するトライアルショップ(Canvas βase)など
 【株式会社SHIBUYA109エンタテイメント】
ファッションやエンタメに特化したポップアップ(BRIDGE.、DISP!!!)、渋谷の街の新しい観光拠点(MAG8)、若者マーケティング機関(SHIBUYA109 lab.)など

2.当グループの商業運営各社の概要
(1)株式会社東急百貨店
  運営施設数:18施設 ※うち、専門店12施設
  運営施設:渋谷ヒカリエ ShinQs、吉祥寺店、たまプラーザ店 他
  運営面積:179,960平方メートル
  

たまプラーザ店

(2)株式会社東急モールズデベロップメント
  運営施設数:33施設 ※うち、etomo13施設
  運営施設:二子玉川ライズ・ショッピングセンター、グランベリーパーク、たまプラーザ テラス 他
  賃貸可能面積:320,553平方メートル


二子玉川ライズ・ショッピングセンター

(3)株式会社SHIBUYA109エンタテイメント
  運営施設数:3施設
  運営施設:SHIBUYA109 渋谷店、SHIBUYA109 阿倍野店、MAGNET by SHIBUYA109 他
  賃貸可能面積:13,890平方メートル

SHIBUYA109 渋谷店

(4)株式会社ながの東急百貨店
  運営施設数:1施設
  運営施設:ながの東急百貨店
  運営面積:19,381平方メートル

ながの東急百貨店

(5)渋谷地下街株式会社
  主な事業:不動産管理業、証明写真業
(6)東急商業發展(香港)有限公司
  主な事業:香港進出を目指す企業の出店サポート事業、販売代行事業

3.東急線沿線を中心に所在する主な当グループ商業施設



                                            以上
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