*15:05JST Jトラスト Research Memo(5):2025年12月期は、金融3事業の増益基調により大幅な営業増益を計画
■業績見通し
Jトラスト<8508>の2025年12月期の連結業績は、営業収益135,100百万円(前期比5.4%増)と過去最高値を計画する。これまでのM&Aの成果として収益基盤が一層強化したことにより、日本金融事業での安定的な収益のほか韓国や東南アジアの金融事業においても銀行業における貸出金の増加に伴う利息収益の増加などが見込めるようになった。営業利益については、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業においては基準金利の利下げが実施され、調達金利が低下したことにより今後極端な収益悪化はないものと考えられる。経営環境が悪化した場合でも債権の不良化等に備えて貸倒引当金(損失評価引当金)を予め積み増しており、安定的な利益確保ができる見込みで、11,100百万円(同77.5%増)を計画している。親会社の所有者に帰属する当期利益については、順調な業績見込みを背景に法人所得税費用の増加が見込まれることから6,500百万円(同7.6%増)を計画する。
事業セグメント別営業利益については、日本金融事業では小幅の増益を確保する一方、韓国及びモンゴル金融事業及び東南アジア金融事業については大幅な増益を計画し、金融3事業における増益基調が続く見通しである。不動産事業も増益を計画し、投資事業において損失の大幅減少を計画している。新3ヶ年計画の初年度であるが、保守的な前提に基づき業績予想を組み立てており、達成の確度は高いと弊社では考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
<HN>
Jトラスト<8508>の2025年12月期の連結業績は、営業収益135,100百万円(前期比5.4%増)と過去最高値を計画する。これまでのM&Aの成果として収益基盤が一層強化したことにより、日本金融事業での安定的な収益のほか韓国や東南アジアの金融事業においても銀行業における貸出金の増加に伴う利息収益の増加などが見込めるようになった。営業利益については、韓国及びモンゴル金融事業、東南アジア金融事業においては基準金利の利下げが実施され、調達金利が低下したことにより今後極端な収益悪化はないものと考えられる。経営環境が悪化した場合でも債権の不良化等に備えて貸倒引当金(損失評価引当金)を予め積み増しており、安定的な利益確保ができる見込みで、11,100百万円(同77.5%増)を計画している。親会社の所有者に帰属する当期利益については、順調な業績見込みを背景に法人所得税費用の増加が見込まれることから6,500百万円(同7.6%増)を計画する。
事業セグメント別営業利益については、日本金融事業では小幅の増益を確保する一方、韓国及びモンゴル金融事業及び東南アジア金融事業については大幅な増益を計画し、金融3事業における増益基調が続く見通しである。不動産事業も増益を計画し、投資事業において損失の大幅減少を計画している。新3ヶ年計画の初年度であるが、保守的な前提に基づき業績予想を組み立てており、達成の確度は高いと弊社では考える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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