◆ 乱高下 - 一時“156円前半”、すぐさま“157円後半”
いわゆる「トランプ関税」を巡って、昨日は“右往左往”する展開でした。
まず『トランプ次期政権、関税品目絞り込みを検討』という米ワシントン・ポスト(WP)報道を機に、“ドル売り”が先行しました。
「貿易戦争回避→米輸入インフレ鈍化→米利下げ観測拡大」との思惑につながったからですが、これに米10年債利回りは“低下(→4.57%)”で反応し、ドル円は“156.223円”へと急落しています。
一方でトランプ氏はSNSで、『WP紙報道はフェイク・ニュース』と発言しています。
こうして米国債利回りは一転して“上昇(→4.63%)”に転じる中、ドル円は“元居た水準(157円後半)”へと買い戻されるに至っています。
◆ こうなると“流れは上方向”…?
こうして“上を下へ(下へ上へ)の乱高下”を演じたわけですが、流れとしては“上方向(ドル買い)”と見ざるを得ないのが実状といえます。
特に昨日も記した「日米金利格差は高水準を当面維持」との見方が大勢を占めている以上、“キャリートレード絡みの仕掛け(円売り)”はいつ入ってもおかしくない・・・?
すでに“158円台(本稿執筆時までの高値は158.412円)”を回復していますので、ここから先は「円安けん制発言(口先介入)」も意識せざるを得ないところです。
それでも大きな上値メドは“7/16高値(158.850円)”と見られる以上、“まだ上値余地有”との見方は堅持したいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
159.441(7/12高値)
159.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値5:158.850(7/16高値)
上値4:158.623(7/17高値)
上値3:158.334(ピボット1stレジスタンス)
上値2:158.085(12/26高値、12/30高値、+1σ)
上値1:157.972(1/6高値)
前営業日終値:157.640(大台)
下値1:157.457(1/6安値後の38.2%押し)
下値2:157.222(1/6安値後の50%押し)
下値3:157.106(日足・一目均衡表転換線)
下値4:156.986(1/6安値後の61.8%押し、大台)
下値5:156.694(1/6安値後の76.4%押し)
156.585(ピボット1stサポート)
156.429(1/2安値)
156.223(1/6安値)
156.082(週足・一目均衡表先行スパン上限)
156.016(12/31安値、大台)
《10:40》
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