◆ “円主導の動意”は不発 - 植田日銀総裁講演
注目の「植田日銀総裁講演」は、概ね“想定通り(波乱なし)”に終わりました。
『経済・物価改善続けば利上げ』とはしたものの、『春闘の結果を見極めたい』を繰り返したからです。
このため「日銀利上げ時期後ズレ」との思惑が変化することはなく、「クリスマス休暇」に絡んだ“流動性低下”に抗うことはなく、“円主導の動意”につながることもありませんでした。
◆ そうなると“流動性回帰”は望むべくもなく…?
本日は米国市場が“再開”され、「新規失業保険申請件数」や「米7年債入札」も行われます。
ただ英国やカナダなどは“休場のまま(ボクシングデー)”となるだけに、“流動性回帰”は望むべくもありません。
もちろんこうした際には“些細な要因で急変動”といったリスクが孕んでいることが往々にしてありますが、“突発的な材料”でも飛び出さない限りは…?
昨日期待した“円主導の動意”が見られなかった以上、基本的には“動意薄”と考えたいところです。
「日米金利差拡大」の思惑が根強いだけに、やや“上方向(ドル買い・円売り)”を意識しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
159.092(+2σ)
159.000(大台)
158.850(7/16高値)
上値5:158.623(7/17高値)
上値4:158.060(ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値3:157.921(12/20高値)
上値2:157.573(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:157.387(12/24-25高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:157.293
下値1:157.060(ピボット1stサポート)
下値2:156.967(12/25安値、大台)
下値3:156.890(12/24安値、12/20~12/24の38.2%押し水準、ピボット2ndサポート)
下値4:156.673(12/20~12/24の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値5:156.504(12/20~12/24の61.8%押し)
156.286(12/23安値、12/23安値後の76.4%押し)
156.171(+1σ)
155.959(12/20安値、大台)
155.730(12/3~12/20の23.6%押し)
155.545(12/17~12/20の50%押し、日足・一目均衡表転換線)
《10:20》
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