博報堂DYホールディングス、博報堂テクノロジーズ 統合マーケティングプラットフォームBLOOMにて「CREATIVE BLOOM TEXT Ads」を提供開始

配信元:PR TIMES
投稿:2024/12/20 17:18
―AIの活用で検索連動型広告における配信業務の効率化・高度化を推進―

株式会社博報堂DYホールディングス(東京都港区、代表取締役社長:水島正幸、以下 博報堂DYホールディングス)と株式会社博報堂テクノロジーズ(東京都港区、代表取締役社長:米谷 修)は、「CREATIVE BLOOM TEXT Ads」を提供開始しました。
この度、「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の始動に伴い、博報堂DYグループ内の検索連動型広告に関連するプロダクトを「CREATIVE BLOOM TEXT Ads」として統合し、サービスをアップデートしたことをお知らせいたします。 検索連動型広告の配信業務においてAIを活用することで、多様な訴求軸を持つ、より高い効果を見込める広告文を自動で生成することができるようになり、業務の効率化・高度化に貢献します。



◆背景
博報堂DYグループは、検索連動型広告の運用を最適化するための広告文の自動作成と効果予測を行う「H-AI SEARCH」を大規模言語モデルを活用して開発・提供して参りましたが、2024年6月に開発した統合マーケティングプラットフォームCREATIVITY ENGINE BLOOMを構成するプロダクトの一部と位置付け、CREATIVE BLOOM TEXT Adsとしてリブランディングするとともにサービスのアップデートを行いました。

◆プロダクト概要
CREATIVE BLOOM TEXT Ads は、検索連動型広告の効率的かつ効果的なPDCAを実現するプロダクトです。広告文生成AIにより各キーワードにマッチした多様な広告文を生成することができるほか、効果予測AIで事前に広告文の評価を行うことができます。あらかじめ高い効果を見込める広告文だけを出稿することで、より質の高い広告運用が可能となります。 実際にCREATIVE BLOOM TEXT Adsを使用することで、汎用生成AIを使用した広告と比較してインプレッション(検索結果画面への表示回数)が向上する実績を得られています。



◆主な機能

訴求軸生成機能
商材のウェブサイトなどの情報をもとに、AIが商材ごとに特化された訴求軸を複数提案します。担当者は提案された訴求軸を元に次の施策の打ち手を考えられる他、訴求軸ごとに広告文の生成を行うことができます。
検索連動型広告では、検索を行うユーザーごとにマッチした広告文を表示させるために、多様な広告文を事前に幅広く用意することが重要です。訴求軸生成機能を利用することにより、担当者は速やかに他社との差別化につながる訴求軸を揃えることが可能です。

広告文自動生成機能
商材のウェブサイトとキーワードを設定することで、指定の文字数に合った見出しと説明文の候補をAIが複数生成します。検索連動型広告に関するデータを用いて博報堂DYグループが独自に開発した日本語の広告文に特化した大規模言語モデルと、汎用生成AIを組みわせることで、魅力的な広告文を短時間で大量に生成することが可能です。
2024年3月にはこの独自モデルを大幅にアップデートし、より多様な広告文の生成が可能になりました。従来のモデルより広告文の表現の幅が拡大し、さらなる広告効果向上が図られています。

効果予測機能
生成された広告文について、広告効果を事前に予測する機能です。広告配信前に効果を予測することで、広告を最適化させるまでに必要な時間を大幅に削減します。似た訴求の広告文が複数生成された際に、本機能を用いることで一番勝率の高い広告文から検証を進めることができます。

組合せ効果予測機能
レスポンシブ検索広告への最適化を補助する機能です。レスポンシブ検索広告とは事前に用意した複数のタイトルと説明文の中から、システムが最適な組み合わせを選択してユーザーに表示する検索連動型広告の一種です。本機能は、タイトルや説明文、キーワードの相性などを加味しながら、レスポンシブ検索広告の効果が最大化される組合せを予測します。これにより、広告文単体として優れているだけでなく、その組合せも最適化された形で広告を入稿することが可能です。

◆今後の展望
CREATIVE BLOOMモジュール内に別途搭載されている、生成AIを活用して「市場/商材理解」「顧客セグメント/ペルソナ生成」「訴求軸生成」を高速で行える「 CREATIVE BLOOM PLANNING 」と連携してまいります。これにより、さらに迅速に商品の特徴や顧客インサイトも反映したキーワードや訴求軸の設定を行い、広告効果の最大化を目指します。
また、別途開発を推進しているSTRATEGY BLOOMやMEDIA BLOOM等とシームレスに連携していくことで、マーケティング戦略、メディア戦略、クリエイティブ戦略を統合し、統合マーケティング業務の効率化と高度化に貢献していきます。



◆参考)CREATIVITY ENGINE BLOOMとは
2024年6月4日、博報堂DYホールディングスは統合マーケティングプラットフォーム「CREATIVITY ENGINE BLOOM」の開発を発表しました。
「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は、メディアビジネスやデジタルマーケティングなどのマーケティング領域での活用はもちろん、クリエイティブ制作、販促・CRMなどコマース、流通領域までをワンストップで統合・管理できる統合マーケティングプラットフォームです。博報堂DYグループが保有する生活者DATA PLATFORMをベースにAI技術を活用することで、利用者のクリエイティビティを拡張し、新しいコミュニケーションサービスやビジネス創造を支援します。まずは当社グループ社員での利用を開始し、スピーディーに高度な統合マーケティングサービスの効率化と高度化を実現することでマーケティングビジネスのOM率向上、売上総利益率の成長に貢献します。

「CREATIVITY ENGINE BLOOM」は以下の5つの主要モジュールから構成されています。
- STRATEGY BLOOM:マーケティング戦略の策定を支援するモジュールで、生活者データとクライアント企業のデータを統合し、AI技術を用いて市場構造の可視化やターゲット設定、KPI策定の業務効率化を行います。
- MEDIA BLOOM:AaaSと連携し、KPI達成のためのメディア効果を最大化するモジュール。テレビとデジタルを組み合わせたメディア最適化やアロケーションを効率的に策定します。
- CREATIVE BLOOM:クリエイティブ制作を支援するモジュールで、AIを活用してクリエイティブの評価、自動生成を行い、業務の効率化と高度化を実現します。
- COMMERCE BLOOM:購買データとECプラットフォームと連携し、リアル、ECを統合したマーケティング戦略立案を支援します。
- ENGAGEMENT BLOOM:顧客との良質な関係性を構築するモジュールで、大手SFAやMAツールと生活者データプラットフォームを連携し、顧客のLTV向上やOne to Oneマーケティングサービスを提供します。

<CREATIVITY ENGINE BLOOMの強み>
1 マーケティング業務の統合・デファクトスタンダード化
STRATEGY、MEDIA、CREATIVE各業務を一元管理し、業務プロセスを統合・標準化することで、労働生産性を向上させます。

2 生成AI機能を用いた業務の効率化と高度化
生活者発想で培ったマーケティング業務のノウハウを生成AIにインストールし、生活者のより深い洞察を支援することで、ターゲットプロファイルやコンセプト、クリエイティブアイデアなどのクリエイティブワーク業務において生成AIと人間が協調するサービスを提供し、社員の創造性を高めます。

3 統合マーケティング効果の可視化
生活者DATAPLATFORMデータを活用し、統計技術やAI技術(BLOOM HUB AI)を駆使して統合マーケティング効果を測定可能な独自指標を提供します。また指標を向上させるための戦略策定や施策開発を支援するマーケティングインテリジェンス機能も提供し、得意先の事業成長へ貢献します。

BLOOMは中長期的にはパートナーのマーケティング環境との連携を目指し、得意先のマーケティングを進化するプロダクト・サービスを提供していきます。また、異なるクリエイティビティを持つ人材やスキル、ナレッジを統合する機能の追加も準備中で、クライアント企業の事業創造や新市場へのチャレンジを支援します。
博報堂DYグループのクリエイティビティあふれる社員の個性をかけ合わせ、新しいマーケティングやビジネスを花開く、そんなプラットフォームを目指して開発・導入推進を目指していきます。
配信元: PR TIMES

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