JR東海グループと三協立山が『東海道新幹線再生アルミ』を活用した建材を共同開発 三井不動産レジデンシャルの新築物件に初採用

配信元:PR TIMES
投稿:2024/11/21 18:48
 東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)、三協立山株式会社(以下「三協立山」)、ジェイアール東海商事株式会社は、東海道新幹線車両のアルミをリサイクルした建材「Re ALumi T(リ アルミ T) 」を共同開発しました。
 また、三井不動産レジデンシャル株式会社(以下「三井不動産レジデンシャル」)の新築物件において、「Re ALumi T」がサッシとして初採用されることが決定しましたので、あわせてお知らせします。

1.「Re ALumi T」の特長
- 『東海道新幹線再生アルミ』の高い強度・耐候性・表面処理性を活かした建材です。
- 新地金(しんじがね)(天然資源から抽出したアルミの原材料)を使用する一般的なアルミ建材と比べ製造時のCO2排出量を大幅に削減でき、カーボンニュートラルの実現に寄与します。
- さらに、マテリアルリサイクルを通じて、アルミの国内循環比率を向上させることで、サーキュラーエコノミーの実現にも寄与します。


2.「Re ALumi T」の商品詳細
1.「Re ALumi T50」
- 東海道新幹線再生アルミを50%使用
- 製造時のCO2排出量を約4割削減(新地金比)
- 主にカーテンウォールやサッシなどに使用
- 2024年11月21日(木)より受注開始

2.「Re ALumi T100」
- 東海道新幹線再生アルミを100%使用
- 製造時のCO2排出量を約8割削減(新地金比)
- 主にルーバーやスパンドレルなどに使用
- 2025年3月より受注開始予定








3.「Re ALumi T50」の導入予定
1.(仮称)文京区向丘1丁目計画
- 三井不動産レジデンシャルが開発中
- 2025年9月完成予定
- 共同住宅のサッシに導入予定

2. コートヤード・バイ・マリオット京都駅
- JR東海グループとマリオット・インターナショナルが開発中
- 2026年度完成予定
- 客室のサッシに導入予定


(仮称)文京区向丘1丁目計画

コートヤード・バイ・マリオット 京都駅

※画像はすべてイメージです

4.今後について
 JR東海グループでは、これまでも『東海道新幹線再生アルミ』を雑貨や装飾材などに活用してきました。今後は、今回共同開発した「Re ALumi T」のような建材販売によりBtoB事業を推進することで、新たな価値創造とさらなる事業拡大を目指して参ります。

5.サステナビリティ活動について
◆JR東海グループ
 JR東海では、地球環境保全を経営上の重要なテーマとして、環境関連法令を確実に遵守するとともに、化学物質や廃棄物の適正な管理、削減に取り組んできました。また、廃棄物の適正な管理、削減に取り組み、資源の有効利用を進めています。当社は、グループ会社以外の企業等とも連携して東海道新幹線再生アルミの用途を拡大し、マテリアルリサイクルを通じて環境負荷の低減に取り組んでいきます。

◆三協立山
 三協立山では、長期的に目指す方向として2021年に『サステナビリティビジョン2050 Life with Green Technology~「環境技術でひらく、持続可能で豊かな暮らし」を実現する企業グループへ~』を策定しました。その中で「カーボンニュートラルへの挑戦」と「資源の循環」を掲げており、環境配慮商品の開発、温室効果ガスの排出削減などの地球温暖化対策や、循環アルミの使用促進による循環経済への取り組みを通じて、脱炭素社会の実現に貢献していきます。

◆三井不動産グループ
 当社グループでは、GROUP DNA「&マーク」の理念「共生・共存・共創により新たな価値を創出する、そのための挑戦を続ける。」に基づき、「社会的価値の創出」と「経済的価値の創出」を車の両輪としてとらえ、経済的価値の創出を更に大きな社会的価値の創出につなげていきたいと考えています。
 三井不動産グループの新グループ長期経営方針「&INNOVATION 2030」の詳細はこちら:
 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/innovation2030/
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