*09:42JST 概況からBRICsを知ろう 上海総合指数は続伸、中国経済対策の期待感が材料視される流れ
【ブラジル】ボベスパ指数 131212.58 +1.02%
28日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1319.26ポイント高(+1.02%)の131212.58で引けた。日中の取引レンジは129,893.71-131,420.56となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、成長予想の上方修正も支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年の成長予想は前回の3.05%から3.08%に上方修正された。24年末時点のインフレ予想は前回の4.50%から4.55%に引き上げられた。一方、原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2575.06 -3.21%
28日のロシア株式市場は大幅に5日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比85.30ポイント安(-3.21%)の2575.06ポイントで引けた。日中の取引レンジは2570.20-2652.12となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。予想以上の利上げが引き続き嫌気された。また、原油価格の大幅安もウエートの高い資源セクター売り手掛かり。一方、欧米市場が堅調な値動きを示したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 80005.04 +0.76%
28日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反発。前日比602.75ポイント高(+0.76%)の80005.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同158.35ポイント高(+0.65%)の24339.15で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。両指数とも前営業日25日まで5日続落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢となった。また、インフレ率の鈍化観測も好感された。インド準備銀行(中央銀行)は最新リポートで、インフレ率が来年1-3月期から鈍化するとの見通しを示した。準備銀は、2024年度の成長予想を7.2%に据え置いた。これはモディ政権が定めた目標の6.5-7.0%を上回っている。農村部の消費拡大や民間投資の拡大などが挙げられている。
【中国本土】上海総合指数 3322.20 +0.68%
週明け28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比22.50ポイント高(+0.68%)の3322.20ポイントと続伸した。
中国経済対策の期待感が材料視される流れ。11月4-8日の日程で開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第12回会議では、財政出動の具体的な内容が公表されると予想されている。財政部の藍仏安・部長は今月12日の記者会見で、「財政赤字を拡大させる余地がある」と述べ、追加の財政出動で景気を下支えする方針を示した。ただ、上値は限定的。国家統計局が27日付で発表した9月の工業企業利益について、前年同月比で27.1%減少し、減少率が8月の17.8%から9.3ポイント拡大したことが不安視されている。
<CS>
28日のブラジル株式市場は反発。主要株価指数のボベスパ指数は前日比1319.26ポイント高(+1.02%)の131212.58で引けた。日中の取引レンジは129,893.71-131,420.56となった。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。欧米株高が好感され、ブラジル株にも買いが広がった。また、成長予想の上方修正も支援材料。ブラジル中央銀行がエコノミストら約100人を対象に実施した最新調査では、2024年の成長予想は前回の3.05%から3.08%に上方修正された。24年末時点のインフレ予想は前回の4.50%から4.55%に引き上げられた。一方、原油価格の大幅下落が資源セクターの売り手掛かりとなった。
【ロシア】MOEX指数 2575.06 -3.21%
28日のロシア株式市場は大幅に5日続落。主要株価指数のMOEXロシア指数は前日比85.30ポイント安(-3.21%)の2575.06ポイントで引けた。日中の取引レンジは2570.20-2652.12となった。
終始マイナス圏で推移し、終盤下げ幅を拡大させた。予想以上の利上げが引き続き嫌気された。また、原油価格の大幅安もウエートの高い資源セクター売り手掛かり。一方、欧米市場が堅調な値動きを示したが、相場を支えるには力不足だった。
【インド】SENSEX指数 80005.04 +0.76%
28日のインドSENSEX指数は6日ぶりに反発。前日比602.75ポイント高(+0.76%)の80005.04、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同158.35ポイント高(+0.65%)の24339.15で取引を終えた。
終始プラス圏で推移し、終盤上げ幅をやや拡大させた。両指数とも前営業日25日まで5日続落しており、値ごろ感から買い戻しが優勢となった。また、インフレ率の鈍化観測も好感された。インド準備銀行(中央銀行)は最新リポートで、インフレ率が来年1-3月期から鈍化するとの見通しを示した。準備銀は、2024年度の成長予想を7.2%に据え置いた。これはモディ政権が定めた目標の6.5-7.0%を上回っている。農村部の消費拡大や民間投資の拡大などが挙げられている。
【中国本土】上海総合指数 3322.20 +0.68%
週明け28日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前営業日比22.50ポイント高(+0.68%)の3322.20ポイントと続伸した。
中国経済対策の期待感が材料視される流れ。11月4-8日の日程で開催される全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の第12回会議では、財政出動の具体的な内容が公表されると予想されている。財政部の藍仏安・部長は今月12日の記者会見で、「財政赤字を拡大させる余地がある」と述べ、追加の財政出動で景気を下支えする方針を示した。ただ、上値は限定的。国家統計局が27日付で発表した9月の工業企業利益について、前年同月比で27.1%減少し、減少率が8月の17.8%から9.3ポイント拡大したことが不安視されている。
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