◆ “金利/リスク”の両輪にて… - “150円台”回復
「ECB理事会」では“0.25%利下げ”が実施されたのみならず、“次回以降の利下げ”も意識されつつあります。
一方で注目の「米小売売上高&新規失業保険申請件数」が予想を上回ったことで、「米大幅利下げ観測」はさらに後退しています。
こうして米10年債利回りは“上昇(→4.09%)”に転じており、“金利選好→ドル買い”が進行しています。
さらに「米ソフトランディング期待」も視野入りする中、米株式も“上昇(NYダウは連日の史上最高値更新)”しています。
こうして“金利選好/リスク選好”のダブルで押し上げられたドル円は、“心理的な節目(150円ライン)”を突破すると、“150.311円”へと押し上げられていきました。
◆ 次なる上値メドは“151円絡み”に切り上がった感はあるが…?
こうして流れは完全に“ドル買い”となっており、節目突破に伴い「テクニカルの後押し」までかかりやすくなりつつあります。
そうなると“100日移動平均線(本日は150.849円)/日足・一目均衡表先行スパン上限(同151.042円)/200日移動平均線(同151.319円)”といった、“151円絡み”まで上値メドは引き上げざるを得ないというのが実状といえます。
ただ本日は「内田日銀副総裁発言(植田総裁の代読)」が予定されています。
そうなると「日銀追加利上げ」に関する思惑が台頭しないとも限らず、ましては節目突破に伴う“上値達成感”が台頭しても何ら不思議ではありません。
さらに衆議院選を来週末に控える中、「円安の副作用」に対する警戒感も意識されないとも限らない…?
◆ “崩れる”は想定しづらいが…!?
前記したように流れは完全に“ドル買い”といえますが、“加速的なドル買い”は見込みづらいと考えたいところです。
そして週末でもありますので“利益確定売り”が先行する展開、場合によっては“応分の値幅を伴う”まで警戒しておきたいところです。
それで崩れるとは思いませんが・・・。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.672(ピボットハイブレイクアウト)
151.319(200日移動平均線)
上値5:151.042(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:150.891(8/1高値、100日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値2:150.655(20週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:150.311(10/17高値)
前営業日終値:150.213(50週移動平均線)
下値1:150.000(大台、10/15~10/17の23.6%押し)
下値2:149.748(10/15~10/17の38.2%押し)
下値2:149.575(10/15~10/17の50%押し、+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:149.401(10/15~10/17の61.8%押し)
下値1:149.241(10/17安値)
149.178(10/8~10/17の38.2%押し、10/15~10/17の76.4%押し)
149.000(大台)
148.838(10/15-16安値、日足・一目均衡表転換線、10/8~10/17の50%押し、ピボット2ndサポート)
148.479(10/8~10/17の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
148.401(10/11安値)
《10:50》
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