CVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて音声・言語分析に特化したAIの研究開発を行うPoeticsへ出資

配信元:PR TIMES
投稿:2024/10/17 14:18
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、グローバル・ブレイン株式会社(代表取締役社長:百合本安彦)と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通して、音声・言語分析に特化したAIの研究開発を行う株式会社Poetics(本社:東京都 渋谷区、代表取締役CEO:山崎 はずむ、以下Poetics)に出資しました。

Canon Marketing Japan MIRAI Fund

Poetics

■背景
キヤノンMJグループは、未来志向で社会課題を解決するために新たな事業の創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター」を2024年1月に立ち上げました。志を同じくするスタートアップ企業や教育機関、行政とワールドワイドにオープンイノベーションを推進し新たな価値創造に取り組んでいます。さらに、最先端の技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションを加速するため、100億円規模のCVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を設立しました。
Poeticsは「共感で声を響かせる」をミッションに、哲学や文学などの人文知と諸科学の知見をクロスオーバーさせながら音声・言語などコミュニケーションに関わるAIを開発するスタートアップです。SaaS事業では会議を自動で録画・解析・整理する商談支援AI SaaS「JamRoll」の提供を通じて、大手から中小企業まで多様な業界の組織における営業スキルの向上と情報共有の自動化支援を行っています。また、音声認識API事業では高精度の日本語音声認識AIを提供しています。さらに、日本語の口語に特化したLLM※1などの研究開発も行うことで音声認識・解析の精度に磨きをかけており、2024年9月にはAWS Generative AI Accelerator※2に採用されるなど国際的にも高い評価を受けています。
■出資目的
「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well Being(ウェルビーイング)、Business Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2分野を投資領域としており、今回の出資では「Business Revitalization(共創による既存の産業構造の破壊と、新たな競争力の創出)」「Emerging Industries(社会の課題解決を実現する革新的な技術を用いた新たな産業の創出)」の実現を目指しています。Poeticsのユニークなビジョンや経営チーム、音声・言語領域における技術力と、それを「Jamroll」というプロダクトまで繋げる開発力を高く評価し、今回の資金調達に参画しました。
本出資を通じて、キヤノンMJグループは「AI技術の社会実装による産業構造の変革」をテーマに新たな価値の創出を目指します。また、キヤノンMJグループが持つマーケティング力や顧客基盤などのアセットを活用し、Poeticsのさらなる事業成長に貢献していきます。なお、今後の事業展開については「R&B」のホームページで公開していきます。

※1 大規模言語モデル(Large Language Models)
※2 Amazon Web Services が主催するアクセラレーションプログラム。4,700件以上の応募があった129か国から、世界を変える80のスタートアップが選出。
■Poetics概要

■Canon Marketing Japan MIRAI Fund概要

■Canon Marketing Japan MIRAI Fund投資領域

Well Being


Business Transformation

一般の方のお問合せ先:R&B推進センター https://forum1.canon.jp/public/application/add/9859
R&Bホームページ:https://corporate.canon.jp/profile/management-strategy/rb
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