◆ “金利&リスク”の両輪にて… - “149円回復”
「米大幅利下げ観測後退」への思惑が継続する中、米10年債利回りは“さらに上昇(→4.07%)”しています。
一方で昨日は「中国追加景気刺激策」への思惑も高まっています。
さらに「米ソフトランディング期待」からNYダウも“史上最高値更新(+431ドル)”を見せていますので、センチメントは“リスク選好→円売り”へと振れています。
こうしてドル円は“149円回復”を示現し、“149.364円”へと駆け上がるに至っています。
◆ 「米大幅利下げ観測後退」を追認も、ここから織り込むのは…?
「0.50%利下げ」を実施された際の「FOMC議事要旨」が注目されましたが、表決では“ボウマンFRB理事のみ0.25%利下げ”を主張していましたが、議論段階では“複数存在”していたことが示唆されました。
これは現在進行する「米大幅利下げ観測後退」を追認するものであり、「米ソフトランディング期待」を後押ししかねない要因ともいえます。
そうなると“もう一段のドル買い(円売り)”が進行してもおかしくないということになりますが、ここから先は「円安けん制」がいつ飛び出してもおかしくない…?
こうして一方向に動いた割に、金利先物市場で見た「11月0.25%利下げ」の確率は“わずかに低下(85%→82%)”したに過ぎません。
それだけに“織り込む余地有”と見ることも可能といえますが、やはりここからさらに織り込みにかかるのは“難しい”と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
151.178(200日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
151.023(20週移動平均線、大台)
150.891(8/1高値)
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
上値5:150.244(+2σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:150.202(50週移動平均線)
上値3:150.000(大台)
上値2:149.776(8/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:149.371(8/15-16高値、10/9高値)
前営業日終値:149.307
下値1:149.074(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:149.000(大台)
下値3:148.888(10/8~10/9の23.6%押し)
下値4:148.593(10/8~10/9の38.2%押し)
下値5:148.430(ピボット1stサポート)
148.355(10/8~10/9の50%押し)
148.117(10/8~10/9の61.8%押し)
148.020(10/9安値、大台)
147.822(10/8~10/9の76.4%押し)
147.541(9/30~10/9の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
147.439(+1σ)
147.346(10/8安値)
147.203(20月移動平均線)
147.086(ピボットローブレイクアウト)
《10:55》
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