RSテクノ Research Memo(5):2024年12月期第2四半期累計業績は営業利益を除いて過去最高を更新

配信元:フィスコ
投稿:2024/10/09 15:05
*15:05JST RSテクノ Research Memo(5):2024年12月期第2四半期累計業績は営業利益を除いて過去最高を更新 ■RS Technologies<3445>の業績動向

1. 2024年12月期第2四半期累計業績の概要
2024年12月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比15.1%増の30,068百万円、営業利益で同4.9%減の6,082百万円、経常利益で同2.0%増の7,896百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同3.0%増の3,833百万円となり、営業利益を除いて過去最高を連続更新した。主力のウェーハ再生事業が好調に推移したことが主因だ。会社計画比では、半導体関連装置・部材等事業で第1四半期に大口案件を受注したことで売上高が13.5%上回ったほか、為替差益の計上により経常利益や親会社株主に帰属する四半期純利益も計画を上回って着地した。

売上原価率は前年同期比4.2ポイント上昇の69.6%となった。半導体関連装置・部材等事業における仕入販売品の売上高が大きく伸張したことや、プライムウェーハ事業における販売単価の下落が影響した。販管費率も同0.1ポイント上昇の10.2%となり、営業利益率は同4.3ポイント低下の20.2%となった。営業利益の増減内訳を見ると、ウェーハ再生事業で625百万円の増益となったものの、プライムウェーハ事業で403百万円、半導体関連装置・部材等事業で155百万円、その他・調整額で380百万円の減益となった。ただ、四半期ベースで見ると、プライムウェーハ事業の回復もあって第2四半期の営業利益は同1.9%増の3,450百万円と4四半期ぶりに増益に転じた。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

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