◆ 米雇用統計でさらに“上伸(急伸)”… - 一時“149円台”
さらに上伸(急伸)…。
注目の「米雇用統計」は軒並み“好内容(NFP/失業率/平均時給のトリプルパンチ)”となり、「米ソフトランディング期待」はさらに高まっています。
「米大幅利下げ観測」は後退し、米10年債利回りが“急上昇(→3.98%)”を見せる中で、“ドル買い”が促されました。
一方で「石破首相・所信表明演説」を経て、「日銀追加利上げ観測」はさらに緩んだことから、“円売り(戻し)”も加速しています。
“8/20高値(147.340円)/週足・一目均衡表先行スパン上限(148.370円:当時)”を相次いで上回ったドル円は、“149円台(先週末高値は149.006円)”へと駆け上がって、先週末の取引を終えています。
◆ 「150円の大台ラインはすぐそこ」だが…?
こうなると「さらなる上値模索の有無」が、週明けとなる本日のポイントということになってきます。
そして“8/15高値(149.371円)”を上回るようなことがあると、テクニカル的には「150円の大台ラインはすぐそこ」ということになってくるだけに注意が必要といえます。
ただ後退しているとはいえ、「日米金利格差縮小」という方向性に大きな変化はありません。
一方で「米インフレ動向→米雇用動向」へとすでにテーマ移行したとはいえ、週末にかけては「米CPI(10日)/米PPI(11日)」が行われます。
特に前者は“6ヶ月連続鈍化(+2.5%)”となった前月より、“さらに鈍化(+2.3%予想)”が見込まれています。
そうなると“利回り低下→ドル売り”が改めて促されかねず、その前に予定される「FOMC議事要旨(9日)」を見極めたいとの思惑が台頭しても何ら不思議ではない…?
◆ 上抜けたはずの“週足・一目均衡表の雲上限”も、実は…!?
“明確に上放れた”という格好になりますので、安易に流れに逆らうことはリスクが高いといえます。
それでも“ストップロス”を絡めた上昇ということを踏まえれば、一旦は“利益確定売り”が入ると見るのが妥当といえそうです。
特に前記“週足・一目均衡表先行スパン上限(本日は149.074円)”が切り上がったことで、まだ明確に上抜けたとはいい難い状況でもありますので…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
150.189(50週移動平均線)
上値5:150.000(大台)
上値4:149.776(8/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:149.371(8/15-16高値)
上値2:149.074(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値1:149.006(10/4高値、大台)
前営業日終値:148.657
下値1:148.369(10/4安値後の23.6%押し)
下値2:148.230(+2σ)
下値3:148.000(大台)
下値4:147.902(10/4安値後の38.2%押し)
下値5:147.525(10/4安値後の50%押し)
147.268(9/30~10/4の23.6%押し)
147.171(20月移動平均線、10/4安値後の61.8%押し)
147.000(大台)
146.881(日足・一目均衡表先行スパン下限)
《11:05》
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