<注目銘柄>=テクノプロH、国内企業IT投資拡大の潮流満喫へ
テクノプロ・ホールディングス<6028.T>はIT領域を中心とする企業の旺盛な投資需要を支えに堅調な業況が期待でき、25日移動平均線を下回って推移する足もとの株価は値頃感が意識される。
同社は技術者派遣大手。25年6月期の売上収益は前期比8.1%増の2370億円、最終利益は同26.0%増の185億円を計画し、最終利益は3期ぶりに最高益を更新する見込みだ。年間配当予想は同10円増配の90円に設定している。自動車や半導体、エレクトロニクスや建設など関係する業界は広範囲にわたる同社だが、なかでもITセクターで高いエクスポージャーを持つ。日銀の9月短観では国内企業によるソフトウェア投資の積み増しぶりが顕著となっている。DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させようとする産業界のニーズを追い風に、業績の下振れ不安が乏しい状況にあると言えるだろう。月次の国内在籍技術者数は着実に増加し、稼働率も高い水準を維持している。
株価は1月9日の高値3740円から8月5日に2500円を下回る水準まで調整。9月19日に戻り高値3012円をつけた後に再び売り直しとなったが、日足・一目均衡表の雲領域の上限で下げ渋り、足もとでは2800円台での推移となっている。9月27日から30日の間に開けたマドを埋め、9月の戻り高値を奪還すれば、反騰の機運が一段と高まりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
同社は技術者派遣大手。25年6月期の売上収益は前期比8.1%増の2370億円、最終利益は同26.0%増の185億円を計画し、最終利益は3期ぶりに最高益を更新する見込みだ。年間配当予想は同10円増配の90円に設定している。自動車や半導体、エレクトロニクスや建設など関係する業界は広範囲にわたる同社だが、なかでもITセクターで高いエクスポージャーを持つ。日銀の9月短観では国内企業によるソフトウェア投資の積み増しぶりが顕著となっている。DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させようとする産業界のニーズを追い風に、業績の下振れ不安が乏しい状況にあると言えるだろう。月次の国内在籍技術者数は着実に増加し、稼働率も高い水準を維持している。
株価は1月9日の高値3740円から8月5日に2500円を下回る水準まで調整。9月19日に戻り高値3012円をつけた後に再び売り直しとなったが、日足・一目均衡表の雲領域の上限で下げ渋り、足もとでは2800円台での推移となっている。9月27日から30日の間に開けたマドを埋め、9月の戻り高値を奪還すれば、反騰の機運が一段と高まりそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
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