ポンド、コアインフレ上昇でも英中銀の年内追加利下げ観測は変わらず=NY為替
きょうのポンドドルはNY時間に入って伸び悩む展開が見られているものの、いまのところ1.32ドルは維持している。本日の21日線は1.31ドル台半ばに来ているが、その上の水準をしっかりと堅持しており上向きのトレンドに変化はない。
本日は8月の英消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、予想通りではあったものの、コアインフレが前年比3.6%、サービスインフレが5.6%に上昇していた。これを受けてエコノミストからは、コア、サービスともに上昇したものの、それは英中銀の年内追加利下げには障害にならないとの見方が出ている。今回のデータはインフレの持続性を懸念する英中銀委員にとっては一見不都合な数字ではあるものの、心強い詳細もあるという。
サービスインフレの上昇は航空運賃の大幅な上昇で完全に説明可能で、これはあくまで一時的なものであり、航空運賃がなければ全体的なインフレは低下していたと分析している。さらに、サービスインフレの上昇率は6月の5.7%よりは低く、英中銀自身の予測も下回っている。ただ、追加利下げは11月まで待つ可能性が高く、その時には経済動向のより明確な見通しが得られるだろうとも付け加えた。
*英消費者物価指数(CPI)(8月)15:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 -0.2%(前月比)
結果 2.2%
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)
結果 3.6%
予想 3.5% 前回 3.3%(コア・前年比)
結果 5.6%
予想 5.6% 前回 5.2%(サービス・前年比)
GBP/USD 1.3202 GBP/JPY 187.42 EUR/GBP 0.8421
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
本日は8月の英消費者物価指数(CPI)が発表になっていたが、予想通りではあったものの、コアインフレが前年比3.6%、サービスインフレが5.6%に上昇していた。これを受けてエコノミストからは、コア、サービスともに上昇したものの、それは英中銀の年内追加利下げには障害にならないとの見方が出ている。今回のデータはインフレの持続性を懸念する英中銀委員にとっては一見不都合な数字ではあるものの、心強い詳細もあるという。
サービスインフレの上昇は航空運賃の大幅な上昇で完全に説明可能で、これはあくまで一時的なものであり、航空運賃がなければ全体的なインフレは低下していたと分析している。さらに、サービスインフレの上昇率は6月の5.7%よりは低く、英中銀自身の予測も下回っている。ただ、追加利下げは11月まで待つ可能性が高く、その時には経済動向のより明確な見通しが得られるだろうとも付け加えた。
*英消費者物価指数(CPI)(8月)15:00
結果 0.3%
予想 0.3% 前回 -0.2%(前月比)
結果 2.2%
予想 2.2% 前回 2.2%(前年比)
結果 3.6%
予想 3.5% 前回 3.3%(コア・前年比)
結果 5.6%
予想 5.6% 前回 5.2%(サービス・前年比)
GBP/USD 1.3202 GBP/JPY 187.42 EUR/GBP 0.8421
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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