◆ さらに下値を模索するも… - 一時“143円半ば”
先週末の動きは週明けも続き、東京タイム序盤には“143.444円”へとさらに値を落とす場面が見られました。
ただその後は米10年債利回りの“低下一服”を機にドル円も“下げ渋り”に転じ、その10年債利回りが“緩やかに上昇(→3.82%)”する中で、NYタイム終盤には“144.658円”へと巻き戻されていきました。
ただ昨日は「ロンドン市場休場(サマー・バンクホリデー)」の関係にて盛り上がりに欠く中、「中東情勢悪化」といった地政学的リスクも再燃しています。
このため“上値の重さ”は如何ともしがたく、あくまで“ポジション調整の一環”と見るのが妥当な状況には変わりはありません。
◆ まだ“決定打に欠く”は続くが…?
こうした中で本日も、「次なる材料」を探す展開が想定されるところです。
そして「米9月利下げ」こそ示唆されたものの、「その幅およびペース」が定まっていないとあっては、“この動向を探る”というのが基本路線ということになります。
ただ本日は「ケースシラー住宅価格指数」「消費者信頼感指数」くらいしか米経済指標が見当たりません。
マーケットが注目する「PCEコア・デフレータ(30日)」までは“膠着(揺れ動き)”は継続すると見るべき…?
◆ それでも今週は“利回り上昇”が意識されやすい…? - 米国債入札
ただし本日の米2年債(690億ドル相当)を皮切りに、今週は5年債(700億ドル相当)/7年債(440億ドル相当)と「米国債入札」が相次ぎます。
そして「米利下げ」が意識される中での入札となると、“不調→利回り上昇”は意識されい…?
基本的には“膠着(揺れ動き)”を想定しますが、それでも“下値の堅さ(巻き戻し)”をやや意識したい局面と考えたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
146.184(ピボットハイブレイクアウト)
146.000(大台)
145.806(20月移動平均線)
145.708(8/15~8/23の38.2%戻し)
上値5:145.421(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:145.321(8/23~8/26の61.8%戻し)
上値3:145.000(大台、8/23~8/26の50%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値2:144.843(8/15~8/23の23.6%戻し)
上値1:144.658(8/26高値、-1σ、100週移動平均線、8/23~8/26の38.2%戻し水準)
前営業日終値:144.519(月足・一目均衡表基準線)
下値1:144.378(8/26安値後の38.2%押し)
下値2:144.200(8/26安値後の50%押し)
下値3:144.000(大台、8/26安値後の61.8%押し)
下値4:143.756(ピボット1stサポート)
下値5:143.444(8/26安値、8/5~8/15の76.4%押し水準)
143.000(大台、ピボット2ndサポート)
142.542(ピボットローブレイクアウト)
《10:40》
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