午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利は0.950%に低下

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/15 15:21
 15日の債券市場で、先物中心限月6月限は反発した。前日の米国市場で長期債価格が上昇(長期金利が低下)した流れを引き継いだ。半面、日銀による早期の利上げ観測が上値を圧迫した。4月の米消費者物価指数(CPI)を受けた海外の債券市場の反応を見極めたいとのムードも強まった。

 この日は定例の国債買い入れオペや利付国債の入札といった需給イベントがなく、外部環境以外の手掛かり材料に乏しかった。米国時間14日発表の4月の米生産者物価指数(PPI)を受け、米長期金利に低下圧力が掛かったものの、米国市場でも模様眺めの雰囲気が強かった。円債市場でも日中は持ち高調整目的の売買が主体の展開となった。

 先物6月限は前営業日比7銭高の143円91銭で取引を終えた。現物債市場で、新発10年債利回り(長期金利)は同0.010ポイント低い0.950%をつけた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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