米外為市場サマリー:米予想インフレ率上昇を受け一時155円90銭まで上伸
10日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円78銭前後と前日に比べて30銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=167円76銭前後と同10銭強のユーロ高・円安だった。
この日に米ミシガン大学が発表した5月の消費者態度指数(速報値)は67.4と前月の確報値77.2から低下した一方、1年後の予想インフレ率は前月の3.2%から3.5%に上昇した。これを受けてインフレ圧力の根強さが意識され、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入。米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が講演で「年内に利下げを開始することが適切になるとは思わない」との考えを示したこともドルの買い手掛かりとなり、ドル円相場は一時155円90銭まで上伸した。ただ、来週は14日の米4月卸売物価指数(PPI)や15日の米4月消費者物価指数(CPI)など重要経済指標の発表が予定されており、ドルは買い一巡後にやや上値が重くなった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0771ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
この日に米ミシガン大学が発表した5月の消費者態度指数(速報値)は67.4と前月の確報値77.2から低下した一方、1年後の予想インフレ率は前月の3.2%から3.5%に上昇した。これを受けてインフレ圧力の根強さが意識され、米長期金利が上昇するとともに日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが流入。米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事が講演で「年内に利下げを開始することが適切になるとは思わない」との考えを示したこともドルの買い手掛かりとなり、ドル円相場は一時155円90銭まで上伸した。ただ、来週は14日の米4月卸売物価指数(PPI)や15日の米4月消費者物価指数(CPI)など重要経済指標の発表が予定されており、ドルは買い一巡後にやや上値が重くなった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0771ドル前後と前日に比べて0.0010ドル程度のユーロ安・ドル高だった。
出所:MINKABU PRESS
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