米外為市場サマリー:日米金利差が意識されるなか一時155円60銭台に上伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/09 08:03
米外為市場サマリー:日米金利差が意識されるなか一時155円60銭台に上伸  8日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=155円53銭前後と前日に比べて85銭程度のドル高・円安で取引を終えた。ユーロは1ユーロ=167円19銭前後と同80銭強のユーロ高・円安だった。

 日米の金利差が開いた状態は当面変わらないとの見方を背景に、この日もドル買い・円売りが優勢だった。同日にボストン連銀のコリンズ総裁が講演で「需要を抑制し物価上昇圧力を低減するには、おそらく従来の想定以上に長く金利を高水準に維持する必要がある」との考えを示唆したことや、低調な結果となった米10年債入札を受けて米長期金利が上昇したこともドルの買い手掛かりとなり、ドル円相場は一時155円68銭まで上伸した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0748ドル前後と前日に比べて0.0007ドル程度のユーロ安・ドル高だった。

出所:MINKABU PRESS
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